ヘアサロンに気疲れしてしまう私が、習得したセルフカット術について

すきバサミと鏡

〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバー・青木美詠子さん。「美容院が苦手」という青木さんは約2年前からセルフで髪の毛を切っているのだとか。そのコツを教えてくれました。

2年半ぐらい前からセルフカットをしています

今回は、セルフカットの話です。もともと昔から私は美容院が苦手でした。あまり喋らないようにしてても気疲れするし、ふたりして鏡越しの自分を見るのも不得意。また老後への節約を意識してからは、白髪を染めてパーマやトリートメントはかなりの出費に感じ、どうにかせねばと思っていました。

それで3、4年前から女性も入れるようなカット専門の美容室を探し、何回か通っていました(染めるのは自宅でヘナに挑戦し継続)。上手な女性スタッフさんがいらして、いい仕上がりに。切るだけですぐ終わるし、1800円と安価なのも魅力でした。なので「当分これで」と思っていた頃コロナ禍へ。

緊急事態宣言も出て外出がはばかられた2020年の5月頃、まず夫の「散髪どうしよう」問題がおき、バリカンを買って私がカットしてみることにしました。

夫はもともと坊主に近い頭ですが、私が初バリカンで均一にがっつり短くしてしまい、「わ、ごめんね!」と。「短くしたかったからいいよ、いいよ」と言ってくれ、ほぼ外出せず伸びたのでよかったですが。その数カ月後、夫は馴染みの散髪屋に戻りました。

セルフカット動画を参考に

その時、私も初セルフカットに挑戦。事前にセルフカット動画も探し、なるほどとか、難しそうとか思ったまま、とにかくトライしてみました。夫が切る案もありましたが、自分自身のほうがのちのち困らなそうで。

最終的には「勘」が大事

背中を押したのは、以前から元同僚の男友達がインスタに載せていたセルフカット自画像。その友達に「後ろがわからないー!」とつぶやくと、「勘だよ、勘!」と言われたのも「そっか。適当にやってみよう!」と思えた要因でした。

以前から伸びた前髪は自分で切っていたので、安い「すきバサミ」は持っており、今回は大量の髪の毛が落ちるので、ケープをアマゾンで購入。

すきバサミ、鏡、ケープだけが道具がテーブルに置かれている
すきバサミ、鏡、ケープだけが道具。
広げてあるケープ
ケープは広げると、こんな形。この中に入ると、裾野が持ち上がって髪の毛を受け止めます。しまう時は小さな輪に折り畳みますが、難しくて周囲の針金を折ってしまいました!でもなんとかまだ使えます。
青木美詠子さんの髪の毛を切る前の写真
全体的に恥ずかしいですが、切る前の髪(すべて夫が撮影)。
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いざ、洗面所に古シーツを広げ、上に新聞紙も敷いてセルフカット開始(最後、髪の毛はざっと新聞紙に集めて捨て、シーツは庭でふるって)。首元に毛が入るので、てぬぐいを下に巻いてます。バリカンも使ってみましたが逆に難しく、すきバサミで。

髪の毛を後ろを見ずに切っている
本当に後ろは見ず、勘でザクザクとカット。すきバサミなので半分だけ切れ、急に切りすぎにはなりません。私の場合、上部は膨らみを持たせようと、耳から上はほぼ切らず、耳から下あたりだけを位置を変えつつ何度もカット。
大鏡に小鏡を映して後頭部をチェック
ある程度切ったら、大鏡に小鏡を映して後ろをチェック。それで「右の下側、もう少し切る?」とか。
前髪を切っている青木美詠子さん
前髪は慣れたもの。常に斜めにハサミを持ち、眉の位置に気をつけて少しずつ。
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それから年に2、3回セルフカットを続け、もう2年半。技術は特に向上せずですが、わりと慣れました。私にとっては苦手な美容院に行かずにすみ、お金もかからず一石二鳥なのでずっと続けそう。私はその分のお金を何かに回したいのです。

セルフカット後の青木美詠子さん
完成!耳から下だけ、すいていくと、下がすぼまり、こんな感じに。
セルフカット後の青木美詠子さんの後ろ姿
後ろ。よく見たら、ひどいと思いますが、まあいいでしょう。セルフカットを知ってる友達に「後ろ、わざとアシンメトリーに切ってるの?」と聞かれたこともありましたが、「右利きだから、右後ろが切りにくくて、左ばかり切っちゃうんじゃないかな(笑)」と(アシンメトリーという言い訳があったか)。最後に襟足をなるべく横にカット(でもバラけてる。次回ここは普通のハサミで)。
セルフカット後の青木美詠子さんの正面からの写真
正面。ストレートですが毛先はクセなのか、自然にハネるよう。
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興味のある方は、セルフカット動画も見てみては。まずは前髪だけとか。勘で切るのもおもしろいですよ。ダメなら次回、美容院へ。髪は伸びるし、取り返しもつきます。

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この記事の
プレミアムメンバー

青木美詠子

1963年生まれ。整理収納アドバイザーの資格をもち、オンラインを中心にセミナーや個人へのお片付けサービスも行う。著書に『あおきみさんち、家を買う。』(マイナビ出版)など。長年実践する「冷えとり」に関する著書も。
https://www.aokimi.com/
Instagram:@aokimieko1616

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