【土器典美さんの素敵な生活】ワンフロアをゲストに開放。人が集まる自由な空間

土井典美さん

お気に入りに囲まれてワクワクしたり、家族や友人と心豊かな時間を過ごしたり。 自分なりに心地よく暮らすための部屋作りについて、日々を素敵に楽しむ女性たちを取材。土器典美さんの住まいの工夫や暮らしぶりをお届けします。


ゲストのためにワンフロアを開放した自宅を公開

土井さんの自宅公開
近所に住む友人が訪れることも多い、2階のリビング。エイジングで味の出たベイマツの床に、明るいトルコのラグが映える。

南青山の閑静な住宅街の一角でひときわ目を引く、モダンな三階建ての一軒家が土器さんの住まい。

1階は国内外の作家の企画展を行うギャラリー、2階はゲストルームを備えた 広々としたキッチン&リビング、3階は土器さんのプライベートな居住スペースになっています。

明るい光が四方から降り注ぐ2階には、ヴィンテージ家具やアートがバランスよく配置されていて、さながらギャラリーのよう。

「展覧会を開いた作家の作品や、昔アンティーク家具店をやっていたころの家具など、思い入れのあるものが自然に集まった感じです。雑多に見えないコツは、テイストや質感が似ているものをまとめて飾ることでしょうか。本当はもっとものを減らしたいんですけれど、なかなか、ね」

20年前に建てた現在の住まいに、土器さんが1人で暮らすようになったのは約12年前のこと。

北欧のホテルをイメージした2階のゲストルーム
北欧のホテルをイメージした2階のゲストルーム。ゲスト専用のバスルームもあり、居心地のよさに長期滞在する友人も多いそう。
1階のギャラリーからは、吹き抜けに設置された階段
1階のギャラリーからは、吹き抜けに設置された階段を上って2階の居住スペースへ。靴 は脱がないスタイルなので玄関は省略。
吹き抜けにつながる窓辺には、旅先や展覧会で集めたもの、作家さんからのプレゼントな どお気に入りの小物をディスプレイ。
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「長年共に暮らしていたパートナーが亡くなり、ほぼ初めての一人暮らしをすることに。最初はなかなか慣れずに戸惑いました。いろいろ考えた結果、 1人ではせっかくの家を持て余してしまうので、10年前に2階をリフォーム。海外の友人や展覧会で上京するアーティストが気持ちよく滞在できるように、 ゲストルームを作りました」

友人が集まるダイニングスペースへとつながるシステムキッチン。奥のカーテンはイギリスのヴィンテージレースを吊るしたもの。

建築当時のこだわりは「光と風が通る家」。1階から3階まで中央を吹き抜けにした回廊式のため、明るいだけではなく、ゲストスペースを通らずに共用エリアに出入りできる動線を確保。 リフォームのプランや資材選びは、建築士の友人に相談しながら、土器さんがほぼ1人で手がけたのだそう。

「何人か並んで料理できるように、回遊式のシステムキッチンに改装。あまりお金をかけられなかったので、一番安いPタイルにして、天井も実はベニヤなんですよ。コロナ禍の前は、月の半分くらいはゲストが滞在していました。古くからの友人も、一緒に暮らすことで新しい発見があったりして、生活が楽しくなりました。思い切って改装してよかったです。今は残念ながら海外や地方からのゲストは来られないのですが、近所の友達がご飯を食べたりお茶を飲みに来たりしています」

最近一番頻繁に訪れるゲストは地域猫のキンタ。

「いつの間にかうちで寝 るようになりました。朝は一緒に下に降りてキンタはどこかへお出かけ。私は新聞を取ってまた上へ。夕方になるとふらりと帰ってくるのが日課です」

『クウネル』2022年5月号掲載

写真/目黒智子、文/吾妻枝里子

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