どんな人生を過ごしてきたら、年齢を重ねてもなお魅力的なデザイナー・島田順子さんのような女性になれるのでしょうか。主に渡仏してからの55年間のできごとを、思い出の写真とともに辿ってみました。島田順子さん80年の軌跡シリーズ第2弾です。
シリーズ記事
Junko Shimada History
●1941 千葉県館山に生まれる
●1963 杉野学園ドレスメーカー女学院デザイナー科卒業
●1970 パリの百貨店「プランタン」研究所に入る
●1970 デザイナー集団「マフィア」入社
●1975 「キャシャレル」でコレクションを制作・発表
「キャシャレル」婦人、子供、紳士服のチーフデザイナー歴任
●1976 娘、今日子誕生 モンマルトルのアパルトマンを購入
●1981 パリに「JUNKO SHIMADA DESIGN STUDIO」設立
パリにて初めて「JUNKO SHIMADA」コレクションを発表
東京にて初めて「49AV. junko shimada」コレクションを発表
代官山にブティックオープン
この頃からまとめ髪をすることが多くなる
●1983 夫となる山地三六郎氏と東京で出会い、遠距離で愛を育む
●1985 パリに最初のブティックを〈rue Etienne Marcel〉にオープン
●1986 「JUNKO SHIMADA PART2」発表
東京に「ジュンコシマダインターナショナル」を設立
●1987 ブーロンマーロットの家を購入
●1988 山地三六郎氏と結婚
1年の3分の1を東京で過ごすようになる
●1996 日本ファッションエディターズクラブデザイナー賞受賞
●1998 「JUNKO SHIMADA JS homme」(紳士服)発表
●2001 パリの〈rue Saint-Florentin〉に新ショップオープン
●2006 「mocassin junko shimada」発表
●2008 「Soir de Paris by JUNKO SHIMADA」(フォーマルウエア) 発表
●2010 孫の今、誕生
●2011 「PART2 by JUNKO SHIMADA」発表
夫・山地三六郎氏と死別
●2012 フランス文化勲章シュバリエ受章
●2013 「JS JUNKO SHIMADA」発表
●2019 館山市名誉市民の称号を授与される
●2020 「SUITS BY JUNKO SHIMADA」発表
●2021 パリコレクション80回・40周年を迎えた
7月7日80歳を迎えた
島田順子/しまだじゅんこ
千葉県館山生まれ。1966年渡仏。1981年「JUNKO SHIMADA DESIGN STUDIO」を設立。同年パリで「JUNKO SHIMADA」の、東京で「49AV.junko shimada」のコレクションショーを行う。以来2021-22AWでパリコレクション発表が80回目に。
『ku:nel』2021年9月号掲載
協力 中西千帆子、島田今日子/編集 黒澤弥生
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