青春の’70~’80年代。私にトキメキをくれたPOPディーバたち。

月川敦子さん レコード

かつて、音楽関係の仕事をしていたという〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの月川敦子さん。音楽はいつも暮らしの近くにあり、月川さんの「ごきげん」を支えています。そんな月川さんが青春時代にこよなく愛していたという、1970~80年代の洋楽の女性シンガーについての紹介です。

1970〜1980年代日本のシティポップミュージックが流れていた私の良き青春時代。同じ頃ラジオで聴き、知ることになった数々の洋楽曲ともあの時を共にできためぐりあわせは、とてもしあわせです。

ティーンエイジで本格的に洋楽を聴き始めた頃、欧米ヒットチャートにあがるロックやポップスが私のヘビロテとなりました。バンド編成のキラキラしたアーティストが放つ音楽はグルーヴやキレがあって、層も厚く、打ち出すリズムに圧倒されておりました。

そのなかでも、ボーカルをとる女性シンガー達には、歌のすごさとあわせて、独自の空気感をまとう存在感が。「なんて素敵なの?!」と憧れました。ファッションにも個性があり、どれも素敵。こんな私でも少しだけ近づけられるよう、こっそりテイストを取り入れたりしたものです。

70~80年代に憧れた女性シンガーたち。彼女たちのイメージに近い「もの」とともに懐かしく振りかえってみたいと思います。


リッキー リー ジョーンズ/Rickie Lee Jones

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ベレー帽と柔らかいプリントワンピースでスタンドマイクを抱えて歌う姿に『チャックEイズインラブ』で、釘付けとなりました。タバコの似合う人で、今ほど喫煙がとがめられらる嗜好品ではない時代。大人を演出する小道具なのだと、小娘はいつかあんな風に下向き加減でタバコをくわえてみたいと思っていました。

シーラ E/Sheila E

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ドラマーで歌う女性アーティストは、数少ないのでまず目を惹き、さらにアメリカの音楽賞のテレビ放送でみた『グラマラスライフ』を演奏するシーラEは鋭いのに, とても女性らしさが溢れていて、そのギャップに驚きました。 きらびやかなステージファッションが似合う骨のあるひと。彼女が着こなすような刺繍やフリル、レースや飾りボタンがふんだんに施されたジャケットを着る機会は今までのところ、私は得ていません。残念ながら。

リンダ ロンシュタット/Linda Ronstadt

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当時アメリカ西海岸を代表するディーバ。ローラースケートを履いたレコードジャケットは、イメージそのまま。 取り入れ易いアメリカンカジュアルをほんとうに格好良くこなすのは、案外、人を選ぶことを知りました。 『イッツソーイージー』のような軽快なメジャー曲がお似合いですが、バラード『ウーベイビーベイビー』をしっとり歌うリンダもイケています。

シャーデー/SADE

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独特な空気感を放つシャーデー・アデュのセクシーな佇まいを初めて見た時、ため息がでました。彼女のファッションは、直線的でシンプルなものが多く、その肌色やロングヘア、深みある瞳をより際立たせていました。大きめなフープピアスとシャツという組み合わせが多いのに、必ずおしゃれに仕上がってる!今でも目指したいファッションセンスです。

スウィング アウト シスター/Swing Out Sister

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イギリスの男女ユニットですが、ボーカルのコリーン・ドリュリーの洗練されたビジュアルが、このユニットの都会的なイメージを作り出していると思います。 元々モデルだった彼女は、モード感強めのファッションですが、それまでの音楽シーンであまりお目にかからないタイプだったので、おしゃれ度が上がりミュージックビデオを見る楽しみが広がりました。

スティーリーダン/ Steely Dan (番外編)

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このユニットに女性メンバーはいないのですが、大ヒットしたアルバム『彩 エイジャ』のジャケットを堂々と飾ったのは、日本を代表するトップモデル山口小夜子さん。いつまでも色褪せず多数の国や民族を超えてその姿に魅了されるのは、日本人としての誇りです。

●懐かしの’70~’80年代の記事、ほかにもいろいろ
【小林麻美さん連載】たくさんの街を経由して、いままた銀座が落ち着きます。
世界中が注目の『シティポップ』。私の青春1970年~80年代のアルバム、ヘビーローテーションの7枚。
『グリース』を観て、ポニーテールにしたあの頃の映画音楽。

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