【東京と鎌倉の甘味案内】確かな味とノスタルジー!一度は訪れたい老舗名店「甘味処」5選

最大11連休というゴールデンウィーク真っ只中。どこかお出かけになりましたか?
意気込んで旅行をしなくても、美味しいものを食べれば幸せ。特に甘いものに目がない!そんな大人の休暇におすすめしたい、東京と鎌倉の名店甘味処をご紹介します。
これまでクウネル・サロンでご紹介した記事の中から名店の甘味処をピックアップしました。※内容は記事執筆時のものに加筆しています。
目 次
#01 東京最古の甘味処・人形町『初音』

天保8年(1837年)創業。『初音』という店名は、初代が歌舞伎の義経千本桜に登場する「初音の鼓」にちなんでつけたのだそう。
人形町にある『甘味処 初音(はつね)』は、東京で最も古い甘味処なのだとか。(創業は江戸末期!)

伝統の味を守り続けている〈白玉あんみつ〉。フルーツあんみつやクリームあんみつも。
名物〈白玉あんみつ〉の白玉は黒蜜と白蜜が選べるのが嬉しく、ツルンとした寒天は喉越しが良く、茹でたての白玉はふわんと柔らか。そして夢のように滑らかな求肥が物凄い存在感です。
『初音』は人形町駅・水天宮駅すぐ。歴史と伝統ある下町散策とともに、180年以上続く老舗の味を楽しんでみては。
#02 池波正太郎も愛した・神田須田町『竹むら』

情緒たっぷりの建物は、東京都選定歴史的建造物に指定。
昭和5年(1930年)創業の老舗で、古い木造住宅、畳の小上がりなど、昭和初期の風情がそのまま残っている奇跡のお店、神田須田町にある『竹むら』。
池波正太郎が愛したことで知られ、2024年に放送されたNHKの朝ドラ『虎に翼』で主人公が折に触れて通っていた甘味処のイメージにもぴったりの佇まい。そんな素敵なストーリーを持つ老舗甘味処です。

北海道小豆を原料とした自家製のあんことバニラアイスクリームがのった〈クリームあんみつ〉。
名物はあげまんじゅうと粟ぜんざいで、プリッとした寒天の〈クリームあんみつ〉も最高です。
#03 おはぎとおでんの禁断弁当・有楽町『甘味おかめ』

各店で使われている家具は、池田三四郎氏が創設した松本民芸家具のものだそう。
有楽町2か所と麹町にある1930年代から続く『甘味おかめ』の名物といえば、大きなおはぎ。ご紹介する有楽町駅前に佇む昭和レトロなビル・交通会館の地下の『交通会館店』を訪れたなら、おはぎ&茶めしおにぎり&おでんがセットになってお弁当箱に詰められた〈甘辛弁当〉なる禁断のメニューがオススメ!

大きなおはぎは一般的なサイズに比べておよそ2倍。注文後に手作りされた出来立てをいただけます。
おはぎは「つぶ餡」、「きなこ」、「胡麻」、「期間限定」の4種類から選べます。なお、近くの有楽町イトシア内にある有楽町店には〈甘辛弁当〉はありませんのでご注意を。
#04 茹でたての白玉が絶品・成城『成城櫻子』

成城学園駅のすぐ近くにある『櫻子』。居心地の良い空間。
1979年創業の老舗喫茶『成城櫻子』で楽しめる、この〈蜜白玉〉。白蜜を加えたあたたかい宇治抹茶に白玉と氷が浮かんでいます。氷が溶け切ったころに、ちょうど良い温度感とバランスの取れた甘さに。

〈蜜白玉〉。甘味だけでなく、雑炊や弁当などのお食事メニューも。
「注文を受けてから白玉を茹でるので、お待たせしてごめんなさいね。白玉、とってもふわふわでしょう?」とお話ししてくださった通り、ふわふわつるつるの白玉は他ではなかなか味わえない逸品です。
#05 小町通りすぐの名店・鎌倉『納言志るこ店』

昭和28年創業の『納言志るこ店』。昭和の香りがそのまま残る鎌倉甘味の人気店です。
鎌倉散策で一息入れるなら、このお店のこの一皿。鎌倉を代表する老舗の甘味処『納言志るこ店』の〈抹茶あんみつ〉です。

〈抹茶あんみつ〉。寒天たっぷりで食べ応えがあります。
看板商品は粒あんたっぷりのおしるこなのですが、暖かい季節はあんみつを注文したくなります。〈抹茶あんみつ〉は抹茶の苦味とあんこの甘さがよく合い、すっきりとした味わいの虜に!あっという間に完食してしまいました。
場所は小町通りから路地を入ってすぐという好立地。鎌倉散策のひと休みにはもちろん、まずは甘味でパワーチャージしてから出発するというのもいいですね。