外出を控えがちな今日この頃、長期間ストックしておける缶詰はとても便利な食材。「缶づめ料理研究家」の黒瀬佐紀子さんに、シリーズでレシピを教えてもらいます。
●ブロッコリーのホタテ缶蒸し
ホタテの旨味たっぷりの缶汁でブロッコリーを蒸しました。仕上げのチーズで味の底上げを。
■材料(2人分)
ホタテ水煮缶… 1 缶
ブロッコリー(小さめのもの)… 1 株
オリーブオイル… 適量
パルメザンチーズ…適量
塩…少々
黒こしょう…適量
■作り方
①ブロッコリーは房に分ける。
②フライパンに①をしき、ホタテを缶汁ごと、水大さじ1(分量外)を加えふたをして強火で1分、沸騰したら弱火で3分加熱する。ふたをとって塩こしょうをして全体を混ぜる。
③器に盛り、オリーブオイルとパルメザンチーズをかける。
●ホタテと柿とクレソンのサラダ
シャキシャキとした柿のフレッシュな食感と、クレソンの香味がホタテの旨味に驚くほどマッチ。
■材料(2人分)
ホタテ水煮缶… 1 缶
クレソン… 1 束
柿…1子
白ワインビネガー…小さじ
塩…小さじ1/4
こしょう…適量
オリーブオイル…小さじ2
■作り方
①柿は8等分のくし形に切ってから薄切りにする。クレソンは葉と軸に分け、軸は4㎝に切る。
②ボウルにホタテの缶汁全量、白ワインビネガー、塩、こしょう、オリーブオイルを入れてよく混ぜ、ホタテと柿を加えて和える。
③②にクレソンを入れてざっくりと混ぜ合わせる。
ホタテ水煮缶
ホタテの貝柱を水と塩で煮たもの。「サラダに和えたり、汁ごとスープにしたり、使いやすく万能な缶詰です。値段がピンキリなのですが、普段使いには、お手頃価格なもので十分」
黒瀬佐紀子/くろせさきこ
缶づめ料理研究家。フードスタイリスト。雑誌やTVなどで活躍するほか、商品プロデュースも手掛ける。『缶詰食堂 いつでも手軽に安うまレシピ』(文化出版局)など、缶詰を使った料理の著書も多数。
http://www.omeletyellow.net/
『ku:nel』2018年11月号掲載
写真 柳原久子/文 鈴木麻子