
いちごというと冬から春にかけてのイメージが強いフルーツですが、温度管理をせずに自然に育った露地いちごは5月~6月が最盛期。価格もぐっと安くなるので、ジャムづくりはいまがおすすめです。
初夏の「家仕事」といえば、青梅をシロップにしたり、梅干しにしたりの「梅仕事」がありますが、その前に我が家で定番にしているのが「いちごジャムづくり」。
いちごというと冬から春にかけてのイメージが強いですが、それはハウス栽培のまさに「温室育ち」のいちごたち。 寒い時期に栽培したほうが甘さが増し、クリスマスや年末年始に多く使われることや、寒い時だと輸送の途中で傷みにくいので、冬場にハウスで栽培されて出回る方法が多くなったそうなのですが、本来の旬は 4月に花が咲いて5~6月に実るもの 。そう、今が旬なのです!
自然に育てられている分、不揃いだったり、小粒だったり。「温室育ち」のような華やかな甘みはないものもありますが、適度な酸味が「いちごらしい」と感じられ、甘すぎないのでパクパクと気軽に食べられます。
さて、私はその「旬」を待って、価格が落ち着いたころ「いまだ!」とたくさん買って、せっせといちごジャムにするのが毎夏の楽しみなのです。先日、スーパーに行ったら、なんと1パック198円に!それはもう「いまでしょ!」と、まとめ買いをしました。
材料はいちごと砂糖のみ!
簡単いちごジャムづくり




私はいちごの形がゴロゴロ残っていて、さらっとしたタイプのジャムが好きなので、砂糖は控えめ、煮込む分数も短めにしています。酸味があるいちごなのでレモンもなし。
かためのジャムがお好きな方は砂糖の量を60%まで増やすとよいようです。保存期間も増えますね。(我が家のジャムは10日ほどで食べ切ります)



道具も材料もシンプルで簡単。冷蔵庫にあるとうれしくなる手作りいちごジャム。この季節限定のお楽しみです。
文/鈴木麻子
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