自然とつながる暮らしを葉山で送っている伊藤千桃さん。お金をかけずに豊かに暮らすことを突き詰め、楽しんでいます。暮らしで工夫をしていることと、オールシーズン欠かさずつくっているというジンジャーシロップの作り方を教わりました。
←前編からの続きです。
本が教科書。先人の知恵に助けられて。
図書館に通うのが大好き。あるとき野草研究家・標(しめぎ)ヒロさんの本に出 合い、そこから、野草を暮らしに活用することにはまってしまった。
旬の恵みはせっせと保存食に。
庭や自宅近辺でとれる山菜や野菜、果実は、そのまま食べつつ、調理して保存食に。写真は金柑の甘露煮とふきの佃煮。これらがあることで日々の献立が充実!
庭のハーブや野草を日本酒に漬けて活用。
庭で採取したびわの葉、どくだみの葉、ゆずの種などを消毒したガラス瓶に詰め、日本酒を注ぐ。冷暗所で約一カ月置けば完成。顔や体にスプレーして使う。
ジンジャーシロップの作り方
一年中、欠かすことがないというジンジャーシロップの作り方を教えていただきました。冬はお湯割り、夏はソーダ割りで。
伊藤千桃/いとうちもも
屋号「桃花源」の名で、神奈川・葉山の自宅をベースに、お弁当
ケータリング、バーベキューサービス、民泊などを行う。著書に『千桃流・暮らしの知恵』(主婦の友社)が。instagramは@
toukagenhayama
ku:nel 2020年5月号掲載
写真 砂原文/文 鈴木麻子