おいしいものをたくさん知っているワタナベマキさん。その中からとっておきの手土産を教えてもらいました。★正統派編★に続き、王道のお店のお菓子を3つ。
友人や、編集者、カメラマンなどから、おいいしいお菓子を教えてもらう機会が多いワタナベマキさん。その出合いは「# 都会のお菓子」としてインスタグラムに投稿。食通の最新お菓子アドレスをシェアしています。
そうして、日々、増えていく「お菓子リスト」は、同時に「手土産リスト」 に。お世話になっている方へのお礼に、仕事先へのあいさつにと活用している そうです。
「甘いものってテンションが上がるじゃないですか?差し上げた方が『わあ!』って喜んでくださるのが嬉しくて、出先には何かしら携えていくことが多いですね」
4)オー・ボン・ヴュータンのパートドフリュイ
お菓子好きの聖地として愛される人気店の宝石箱のような一品。果物のピューレを煮詰めて砂糖をまぶしたフランスの伝統菓子。「お菓子をいろいろとご存知の方には、ひと粒で誠実な味わいを感じられる大人のお菓子を」。15 個入り2,075円
オー・ボン・ヴュータン 尾山台店
住 東京都世田谷区等々力2-1-3
電 03-3703-8428
http://aubonvieuxtemps.jp/
5)巴裡 小川軒 のふくろうキャラメルサブレ
ココナッツミルクパウダーを使用したサブレ生地に、はちみつや生クリームなどの特製キャラメルクリームをサンドした「福を呼ぶ」サブレ。「相手に気を遣わせたくないけれど、何かを差し上げたいというときにぴったり」。5 個入り1,000円
6)キャンティのハーゼルクッキー
1960年代、最先端の人々が集い、さまざまな文化を生んだ伝説レストランの定番土産。香ばしいヘーゼルナッツをたっぷり使った、軽やかなクッキー。「自分のためにもよく買う大好物。お酒にも合う、甘すぎない上品なクッキーです」。2,800円
キャンティ 飯倉片町本店 アル・カフェ
住 東京都港区麻布台3-1-7
電 03-3583-0145
http://www.chianti-1960.com/
わたなべ・まき
料理家。簡単なのに洗練されている料理を提案。一年を通じて料理を追った『旬菜ごよみ365 日』(誠文堂新光社)、『何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい』(KADOKAWA)など著書多数。
『ku:nel』2019年5月号掲載
写真 砂原 文/取材・文 鈴木麻子