学芸大学の生活雑貨の店『MIGO LABO』の店主であり、フォトグラファーとしても活躍する、クウネル・サロンプレミアムメンバー石黒美穂子さん。器や工芸品などにも詳しいのですが、冬のこの時期に大活躍するという耐熱の器を紹介してくれました。
火にかけられる耐熱の器というと土鍋のような蓋つきの大きな物をイメージする場合が多いのではないでしょうか?我が家では10数年前から蓋のないタイプをメインに幾つかのものを使い分けしています。直火やオーブンで調理してそのまま食卓に出せ、調理器具と器を兼ねているのでとても便利です。洗い物も減らせて助かっています。
忙しい時に簡単でさっと作れる野菜グリル。残ってるジャガイモやズッキーニなどを好みのサイズにカットして、器に盛ってからレンチン。軽く塩をして、チーズをかけてオーブンで焼くだけ。誰でもできる楽チンで見映えも良く家族の評判も良いメニュー。
耐熱の器をメインにした企画展「あたたまる展」
『MIGO LABO』では毎年恒例の耐熱の器をメインにした企画展「あたたまる展」を開催中です。陶芸家のフじイまさよさん、陶芸家の吉永哲子さん、木工作家の金城貴史さんの作品を中心に、常設でお取り扱いのある作家さんたちの器も並んでいます。ひとつひとつ丁寧に作られた作品は見ているだけでも温かくなります。
遊び心のあるデザインが人気の陶芸家・フじイまさよさん。桜の木のハンドルがかわいいミルクパンや小さなアヒージョカップなど食卓が楽しくなる器を作られています。
静岡県掛川市で作陶してる吉永哲子さんからは使い勝手の良いグラタン皿やスープカップなどが届いています。吉永さんの工房と同じ敷地内にある「ご飯屋したたむ」(完全予約制)では料理人のご主人・夏樹さんによる手の込んだ季節のコース料理が頂けると大人気です。
金城貴史さんは岐阜県中津川市で活動する木工作家。使いやすさと耐久性を重視したカトラリーを中心に制作をされています。経年劣化を軽減するため紙やすりでの研磨は一切行わず、刃物だけで最後まで削り仕上げた作品の表情が静かな個性を作り出しています。
益子で活動する廣川温さんの作品は安定感のあるしっかりとした作りに定評があります。
食卓が温かく楽しくなる耐熱の器を色々ご紹介しました。是非お気に入りのものを見つけて暮らしに取り入れてみてくださいね。