たい焼きといえば、もちろん“鯛”のかたちを想像しますよね。でも、今春オープンした「OYOGE(およげ)」には、鯛が一匹もいないんです。主役を張っているのは、多くの人に親しまれてきたあの魚たちです!
イワシ、アジ、アサリと言った、少々地味(失礼!)な庶民派の魚介をかたどった「鯛じゃないたい焼き屋さん」、その名も「OYOGE」が2020年3月、東京・六本木にオープンしました。
考案したのは、三ツ星フレンチ出身のシェフ。古来からハレの日に食べられてきた高級魚の‟鯛”もいいけれど、より親近感や愛着心のある形に進化しても良いのではと考えたのが始まり。個性を尊重する令和の時代に合わせたメッセージも込めて、この3種類が誕生したといいます。
生地は、これまでのたい焼き従来の素材に加え、アーモンドパウダー等の洋菓子の材料を加えることで、フィナンシェやマドレーヌのようなサクッとしっとりとした口当たりの生地を実現 。つぶあんにはクリームチーズを加えることで、よりなめらかさにこだわり、冷めてもおいしいたい焼きを目指したのこと。
和洋ともつかない味は趣向が凝らされていて、早くもリピーター続出という噂も……。
尚、「OYOGE」はテイクアウト専門店。サービス向上、利便性を考慮し、完全キャッシュレス決済を導入しているので、ご注意ください。
OYOGE 六本木店
住 東京都港区六本木7-13-10-102
営 10:00〜23:00
電 03-6447-0094
価格 イワシ・アジ・アサリ 各1匹300円(税別)