同好で集うグループ、遊び仲間、仕事仲間、姉妹……。それぞれ違う趣味や流儀でも、おしゃれしたい気分が同じように高くて、インスピレーションを交換し合う、楽しい仲間たちが集まりました！
元気と個性弾ける！ESPERテイスト
左から赤松絵利さん（ESPER代表 ヘアメイクアップアーティスト 48歳）・ 橋本優子さん（ESPER経理 62歳）・ 大槻美由紀さん（CM演出家マネージャー 61歳）・ 長谷川弘美さん（ESPERディレクター 54歳）・波多野香織さん（ソムリエ 47歳）・ 川村玲美さん（編集者 51歳）／川村さんと大槻さんが約10年、波多野さんは22年通う常連で、長谷川さんが担当。『ESPER』にはファッション業界以外でもおしゃれ なお客さんが多く、3人はその代表。アーティストとして活動する赤松さんやバックオフィスの橋本さんとも皆さん顔なじみ。
美容室『ESPER』にはサロンをあげておしゃれを楽しむ伝統的なムードがあります。「最近はボディラインの出る服ばかり。隠すより気分が上がることに気付いたんです」と朗らかに話すのは赤松さん。
テイストミックスで丁度いい甘さを追求。裾に細くフリルをあしらったチェックワンピースを、リーボックのハイテクスニーカーで甘さ控えめに仕上げた赤松さん。裾の唇型ボタンは分かる人は分かるブランドタグ。
偶然同じ、『フェルメリスト ビームス』の上下できめた長谷川さんは「年齢を重ねてリボンやフリルに開眼。イケるかも？と思ったら勢いで着ちゃいます」
人気スタイリストは さすがのバランス感覚。リボントップスにメッシュのインナーをふわりと重ねて、トレンドのテクスチャーを纏った長谷川さん。チャーミングな金髪とグリーンネイルも唯 一無二の個性を強めて。
ご常連たちも好奇心は旺盛、スタッフたちも3人のおしゃれを絶賛です。
「テイストの異なるアイテムをミックスするのが好き」な川村さんは、手作
りシャツにビタミンカラーをちりばめた上級者スタイル。
デザイナーもの？実はお手製シャツ。畳むと三角形になる川村さんのシャツは、洋裁好きなお母さんによるハンドメイド作品で、気に入ってこちらの二枚目をリクエスト。架空のブランドタグも遊び心いっぱい。
「かわいい！とピンときたものをランダムに組む」という大槻さんは真っ白な着こなしが小粋です。
イヤーカフやシャツでショートが一層際立つ。『ジャーナル スタンダード』のシャツは、襟抜き&背中でドレープを描くデザインがキャッチー。イヤーカフもショートヘアを輝かせ、横顔をすっきり印象的に演出。
「かっこかわいいスタイルが好き」な波多野さんはワンピースをメンズライクな靴ではずします。「ESPERは心地が良くて、かつ感性が磨かれる刺激をもらえるんです」（波多野さん）その言葉に納得です。
ほんのりマニッシュな アクセントが波多野流。六本木のフレンチレストラン『レグリス』で働く波多野さんの休日は、クール&フェミニン。『ステラ マッカートニー』の厚底靴は、非日常感が全身をモードに味付け。
みんなで切磋琢磨する様子はまるでおしゃれ同好会。飛び入り参加の橋本さんも交え賑やかな撮影になりました。
さりげないボリュームや中間色の対比にポイント 。『ミナ ペルホネン』のワンピースもよく着るフェミニン派、橋本さん。今日は『ズッカ』のビッグスウェットにスリムパンツ。ピンクベージュ×ピスタチオグリーンの配色も粋。
『クウネル』2022年9月号掲載
写真／玉井俊行、取材・文／間中美希子
