「電車に乗って道行く人のファッションを見るのが好きなの。路線や駅によってもそれぞれのファッションに色があって面白い」と普段からおしゃれな人探しに敏感な川邉サチコさんと、クウネルサロンの連載でも自分らしいスタイルを発信している美木ちがやさん。そんなおしゃれが大好きなお二人に、発売中のクウネル9月号掲載の全国ファッションスナップから、気になるコーディネートをピックアップしていただきました。
今回、クウネル9月号掲載のコーディネートをご覧いただいたのは、普段から一緒に買い物に行ったり、服をシェアするなど親子でファッションを楽しんでいる川邉サチコさん・美木ちがやさん母娘。川邉サチコさんは、9月号の誌面でもマイスタイルを披露しています。
「クウネルのスナップは毎回見て、二人でファッションについて議論しているの」とやる気十分。早速気になるコーディネートを見つけたようです。
■ Grand Award
浅野順子さん（72歳・画家）
個性的なペイントデニム姿がかっこいい浅野順子さん。どこのデザイナーズブランドのものかと尋ねてみると、「絵を描いていたら汚れてしまったので、色を抜いてから自分でペイントしてみました」とのこと。画家という職業柄、服はすぐに汚れてしまうので、古着店や『ZARA』、『H&M』で掘り出しものを見つけるのが楽しいのだとか。シルバーヘアのラフな三つ編みも素敵です。
「めちゃくちゃラフなのに雰囲気がすごくでていて素敵。自分の個性とファッションがマッチしているんだと思う」（川邉サチコさん）
「ご自身の個性が光っています。ファッションは後からついてくることの代表格のようなスタイルですね」（美木ちがやさん）
■ Special Award
石尾祥子さん（75歳・主婦）
ご近所に住む娘さん、お孫さんとお散歩中のところをキャッチした石尾祥子さん。豊かなシルバーヘアに『コモリ』のパンツ、『トム フォード』の サングラスなど、マニッシュなアイテム合わせが素敵です。
「着心地重視で、カジュアルな服が中心ですが、 Tシャツの時もパールだけはつけていることが多いですね。〈ビオトープ×ヘインズ〉のTシャツは形と素材感が絶妙で気に入ってます」 （石尾祥子さん）
「センスの良さが滲み出ている。着飾りすぎていなくても上質なものを着ているとわかります。（川邉サチコさん）」
「3人がナチュラルにコーディネートされているところがとっても素敵！（美木ちがやさん）」
■ Sachiko’s Award
増田牧子さん（64歳・主婦）
風にふんわりなびくガウンは『ハウス オブ ロータス』、ツヤやかなストールは『サルティ』。どちらも温度調節が難しい中間の季節に活躍してくれる名品です。
「サルティのストールは好きで7〜8枚持っています。 普段あまりデニムをはかないのですが、『COS』で理想のストレートデ ニムに出合えたので、大人のデニムスタイルを楽しもうと思います」 （増田牧子さん）
「すっきりとしたスタイルの中の小物使いが素敵。自分を持っていてしっかり大人なファッションを着こなしていますね」（川邉サチコさん）
■ Chigaya’s Award
足立優子さん（47歳・フリーランスPR）
ふんわりシルエットでフェミニンに アレンジしたブザムシャツは『プル ミエ アロンディスモン』で購入。
「シャツにボリューム感があるので、『アンスクリア』のハーフパンツを合わせてバランスよく。仕事でもプライベートでも、顔色が明るく冴える白を着ることが多いです」 （足立優子さん）
「ご自身のパーソナリティにあったファッションをサラリと着こなしていますね。ヘアメイク、小物使いのバランスが絶妙！」（美木ちがやさん）
【そのほかのスナップ 】
アクセサリーの重ね付けが素敵。
水色のリンクコーデが銀座の街で光っていました。
『COS』のワンピースと『BAOBAO』のバッグがかっこいい！
できるだけサステナブルで、コンセプトのあるものを選んで身につけたいという小谷さんは『エミオワス』のワンピースをチョイス。
オニツカタイガーのカラフルなスニーカーがポイント。
『ギャップ』のロングスカートがさわやか。山ぶどうのかごが上品です。
「作りすぎず、自分のパーソナリティに合った服をサラリと着こなしているスタイルが素敵。おしゃれは頑張りすぎないことが大事なの」という母・川邉サチコさんに対し、「どんな形であれ、頑張っておしゃれするっていうのも大事なこと。おしゃれするぞ！って意志が見えるのが好き」と娘・美木ちがやさん。
そんなお二人のファッションチェックは、後編〈全国編〉に続きます！
写真／玉井俊行、松橋晶子（スナップ写真）久保田千晴（川邊サチコさん・美木ちがやさん） 取材・文／久保田千晴 編集／鈴木麻子
