冬から春へ、 ゆらぐ肌を立て直す対策アイテム8選〜ウェルネス・ビューティジャーナル〜

花粉やほこり、紫外線によって肌の調子が乱れやすい春。 この時期を乗り切るための対策を美容のプロに伺います。

ゆらぐ肌にもやさしく、心地よく使える保湿重視のアイテムを選んで。

1「黒米発酵液配合の美容液級の化粧水。ぐんぐん浸透してもっちり感が持続」(中尾さん)『FAS』〈ザ ブラック エッセンス〉 200㎖ 1万1,500円、2「医療用成分で有名なヘパリンの類似物質だから“守られてる感”満点。マスクが当たる部分の保護にも」(入江さん)『カルテ HD』〈モイスチュア バーム〉(医薬部外品)15g 1,320円、3「肌の刺激になる紫外線、花粉、ほこり、肌荒れから守るマルチな機能が頼もしい」(編集部・Y)『イハダ』〈薬用フェイスプロテクト UVミルク〉(医薬部外品)30㎖ 1,980円、4「ふわふわの泡がクッションになって摩擦レスなうえ、乾燥しないので負担感もなし」(入江さん)『ミノン』〈アミノモイスト ジェントルウォッシュ ホイップ〉150㎖ 1,650円

春先に増える突然の〝ゆらぎ〟。肌がピリピリしたり、赤みが出たり、肌や体の調子を崩す人も多い季節です。入江さんも肌のゆらぎに長年悩んできたひとり。

「主に花粉のせいで肌荒れしてひどく乾燥します。頻繁に鼻をかむので鼻まわりが赤くなり、メガネが当たる部分にかゆみも。こういう肌状態なので気分的にもやる気がダウン。高機能なエイジングケアが使えないため、肌がガクンと落ち込む感じがして、それも憂鬱のもとです」

一方、中尾さんは40代半ばから度々ホットフラッシュに悩まされ、更年期特有のゆらぎを実感しているそう。

「更年期は女性ホルモンの分泌が減少するので、肌も乾燥しがち。いつもより念入りに保湿を心がけます」

飲んで内側から保湿&抗酸化をサポート。ストレスは香りが助けに。

そんなお二人のゆらぎ肌対策は?

「高機能ケアはじっと我慢して、バリア機能を高めてくれる、保湿に特化したシンプルなケアにシフト。ただし、丁寧に。クリームを乾燥する部分に手厚く重ねるのも効果的です。また、肌荒れすると肌に触れるのが怖くなりますが、花粉やほこりは室内にいても肌に付着するので、やさしい洗顔料を使ってきちんと落とすことも大切。ゆらぎがくる前にサプリも飲み始めます」(入江さん)

「化粧水も2度、3度と重ねづけ。穏やかな使い心地で、うるおいを持続してくれる保湿力の高いものを選びます。インナーケアで体内からも乾燥や肌の不調をケア。更年期対策を兼ねた医薬品も取り入れますし、ビタミンCの抗酸化ケアは乾燥ぐすみ対策にも。また、ストレスも肌に出るので、エストロゲンに作用するといわれるゼラニウムの精油を愛用。更年期のイライラは香りの作用でかなり落ち着きますよ」(中尾さん)

5「肌のセラミドを補うので、ゆらぎ由来の乾燥を感じにくくなります。個人的に春先は絶対に欠かせません」(入江さん)『オルビス』〈ディフェンセラ〉1.5g×30包 3,456円、6「エストロゲン作用を期待して。ティッシュやハンカチに数滴垂らして芳香浴を楽しみます」(中尾さん)〈ゼラニウム・オーガニック〉5㎖ 2,860円、7「ビタミンCケアといえばオバジ! 3種のビタミンCがブレンドされ、さらにコラーゲンも補給できます」(中尾さん)『オバジ』〈C インナーリポショット〉62本 8,370円、8「かさつきやかゆみ、シミにも効果がある生薬を配合していると聞いて摂取。更年期症状と肌のケアが同時にできるのが◎」(中尾さん)『命の母』〈メグリビa〉(第2類医薬品)168錠 3,850円

お話を伺った方

入江信子/いりえ・のぶこ

ビューティエディター。説得力のある美容記事を女性誌などで執筆。長年、ゆらぎ肌に悩む経験から、トラブル回避のためのお手入れ指南にも定評がある。春は保湿重視のいたわるケアで美肌をキープ。

中尾慧里/なかお・えり

美容ライター。更年期対策やインナーケアにも詳しく、自らの美容体験をメディアで発信。50代後半になり目下の肌悩みは乾燥、シミ、たるみ。内から外からのトータルなケアを心がける。

『クウネル』2024年5月号掲載 写真/池田 敦 cask、編集・文/矢沢美香

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『クウネル』No.126掲載

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