〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの寺本美樹さんのお宅で出合った藍の印判皿。よくよく見ると、絵柄は骸骨!現代アート作家・横尾忠則さんの作品です。
細やかな絵柄が描かれた藍の印判の皿は、江戸時代から庶民に愛されてきた、骨董市などでよくみられる器です。寺本さんの家で「お気に入り」と、見せて頂いた30㎝ほどの大皿もそのタイプかと思いきや……、なんと絵柄が骸骨でした!センターの絵柄のみならず、細かく描かれた模様もすべて骸骨!星のモチーフもエッジがきいています。
これは、現代美術家・横尾忠則さんの作品「骸骨絵皿」。素焼きしたお皿に、美濃紙(障子紙のようなもの)に印刷された濃いブルーの絵柄を転写してと、細かな行程を経て、一点一点手作業でつくられています。
「骸骨と聞くとハードな印象ですが、意外にもどんな料理にもしっくりなじみ、大活躍なんですよ。母から譲ってもらった古伊万里の器を日常使いしているのですが、それらともしっくり合います。また、息子(18歳)の友達がきたときに、この器に盛ってお料理を出すと、普段食べ物しか興味がない彼らも『ガイコツ?!横尾忠則?!』と、注目してくれて場が盛り上がります」
合わせるお皿はさまざま。藍や白の色調だけ合わせて、古伊万里やロイヤルコペンハーゲンとミックスして、和洋問わずいろいろなお料理を盛り付けているのだそう。セットで13㎝ほどの小皿があり、その小皿も取り皿にしたり、デザートをのせたり、いろいろに使っています。