<クウネル・サロン>プレミアムメンバー青木美詠子さんが、30代のころから続けている「冷えとり健康法」。「頭寒足熱」のメソッドは、青木さんの体やライフスタイルに合い、とても調子がいいのだとか。
体調不良のオンパレードの末、藁にもすがる思いで…
「更年期がつらい」という声をネットなどで見ると、「ああ、冷えとりを試してみられたらいいのになあ」とよく思います。
私は「冷えとり健康法」というものを、もう28年程続けていて、更年期の症状は時たま、たらーっと汗が出るくらいでした。ホットフラッシュもなく、汗だけ。憂鬱、イライラ、不眠など、しんどい不調も皆無。そして2年程でその汗も終わりました。
「冷えとり健康法」を始めたのは、20代後半の体調の悪さからです。年柄年中、風邪ばかりひき、ぎっくり腰、めまい、膀胱炎なども繰り返し、会社も2回休職。病院、整骨院、漢方、民間療法などあれこれ試し、最後には心療内科にも行くなかで、本屋で見つけたのが進藤義晴さんが始められた「冷えとり健康法」の本でした。
読んで、何か根本的なものを感じたのと、中心は「頭寒足熱」という昔からの教えだったので、いろんなものと並行して始めてみました(私の冷えとり体験は書籍にも)。
とにかく体は冷やさない
主にやることは半身浴、靴下の重ね履き、天然繊維を着る、腹八分、温める食材を多く、などです。靴下は絹や綿を重ねるので変わった感じですが、初めてなら足元がゆったり包まれ、ほっとする感覚では。
冬はもちろん、冷房のキツイ夏も救われます。おしゃれの観点から、家の中だけで重ね履きをされる方も。また「私は足が熱いから冷え症じゃない」という方で体調が悪い場合、冷えすぎて、ほてっている可能性もあるよう(男性も多々)。
半身浴で汗をかき新陳代謝
効果が高いと感じる半身浴は道具もいらず、すぐ始められます。私は体調がよくない時は、2時間程浸かって本を読むと汗が滝のように出て、それでもうほぼよくなることが多いです(始めてすぐは、こうならないと思いますが)。
また最初の数年は、回復する過程で起こる「めんげん(好転反応)」がたいへんな時もありましたが、乗り越えると若い時の不調はなくなりました。その後も風邪の予兆を感じても「半身浴、小食、寝る」で復活。なので、風邪薬をはじめ、薬は25年程はほぼ飲んでいません(胃腸薬を出され、数日飲んだり、などはありますが)。病院に定期的に通ってもいません。
その後も「めんげん」は時々いろいろ出るのですが、ゆっくりでも治っていきます。去年も軽い逆流性食道炎がありましたが、食を見直してよくなり、関節の薄い痛みもなくなってきて、やはり食べ物や生活で体は変わるのだと、より確信しました。年々、手足も去年より温かく、頭痛や五十肩などもなく、気圧の変化や湿度も大丈夫。おおむね良好です。夫も私と同時に冷えとりを28年程続けており、風邪や大病もありません。
健康やライフスタイルの中心軸があると安心
でもこの先は年齢も上がるので、いろいろジタバタもしそうですが、「自然治癒する力って体に本当に備わっているんだな」と実感できたので、すぐに薬で抑えず、まずは自分の自然治癒力を軸にしたいです。
その中心軸が持てたことや、これまでふたりが無事なだけでも、冷えとりをやってよかったと思います。20代後半のあのままだったら、私はどうなっていたのでしょう。
でも医療や薬を否定するものではなく、治療と同時にやることもできます。入院されながら、などの体験談もあります。そして名もない女性の不調には本当にいいと思いますので、よかったら試してみてください。
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