白地に赤いロゴの入ったトートバッグで、知る人ぞ知るショップ「メルローズ アンド モーガン」。ノースロンドンにある食料品&デリのお店の、待望の日本1号店が東京・吉祥寺にオープンしました。
「メルローズ アンド モーガン」は、2004年にロンドンの閑静な高級住宅街にオープンしたデリショップ。オーナーのイアン・ジェームスとニック・セルヴィーの2人が、ノースロンドンの人々に最高品質の食品を届けたいという思いから始め、なんでも手作りで作ってくれていたお母さんの旧姓にちなんで付けられたそう。
イギリス国内でローカルプロデュースされた原材料を中心に、チーズ、ミルク、季節の野菜を使ったこだわりの食材を使い、ペストリー、パイ、サラダ、デリのほか、オリジナルのジャムやマーマレード、クッキーなど、食品のバリエーションも豊富。地元の人から愛されているお店です。
その唯一、イギリス以外の店舗となる3号店が、日本の吉祥寺駅から徒歩15分の住宅街にオープン。メルローズ アンド モーガン ジャパンの広報・中牧さんに、お話を伺いました。
「本国のショップは、観光客の多い駅から運河沿いを歩いて15分ほど。自然が多く、近くに公園があって、家族がピクニックをしながら食べられる。そんな台所のようなお店でありたいというのがコンセプトです。日本での1号店も、住宅街にあって地元の人に寄り添うお店にしたいと思い、それに吉祥寺はぴったりでした」
ロンドンにある本店にできるだけ近い形にこだわり、野菜は地元の八百屋さんから仕入れ、パンは吉祥寺にあるカフェ「RIGOLETTO(リゴレット)」が運営する「SHIBUichi BAKERY(渋いちベーカリー)」のパンを販売。ペストリーやデリは、本国のレシピを採用して作られています。ランチタイムには新鮮な野菜を使ったサラダなどのデリやキッシュ、本国でも人気のソーセージロール(480円)などが並びます。
「旅行ができない今だから、本国の味を楽しんでほしい。その分彼らの質を忠実に再現したいという気持ちで作っています。まだ本国から輸入するものに関してはデリバリーが不安定ですが、ビスケットやショートブレッドなども随時入ってくる予定。吉祥寺店に足を運べない人にも楽しんでいただけるよう、ポップアップショップや季節限定、オンライン限定アイテムをつくるなど、いろいろな楽しみを広げていきたいと思います」
そして魅力的なのは、オリジナルの雑貨。特にキャンバス生地のトートバッグ(4,000円)は、入るロゴが随時変わり、コレクター心がくすぐられます。
「今回のオープンに合わせて、「MUFFIN」「HONEY」「JAM」「CINNAMON」のロゴバッグを作りました。なくなり次第、過去に販売したものを復刻したり、新しいバッグを作ります。11月にはまた大阪でポップアップショップを予定しているので、「TEA」など新しいロゴのバッグも販売します」
そのほか、エプロンやランチバッグ、ティータオルなどのホームウェアやマグカップも、どれもシンプルなデザインでかわいいものばかり。季節限定、期間限定アイテムもたくさんあり、通うのが楽しみになりそうです。
information
Melrose and Morgan メルローズ アンド モーガン
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町4-10-9
TEL:0422-69-2152
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜
https://melroseandmorgan.jp
Instagram:@melroseandmorgan_japan
取材・文 赤木真弓