雑誌のエディターから会社経営者へ。生まれ故郷東京から、九州は宮崎県を経て、台湾へ。仕事や環境、ベースを変え、生きる池田真央さん。何歳でも、どこででも、チャレンジをする池田さんが、移住することになったきっかけや、台湾で学んだことを教えていただきました。
執筆や編集、デザイン、イベント、ブランディング、商品開発。池田さんの仕事は多岐にわたります。そのルーツはかつて移住した宮崎にあるそう。「宮崎では〝編集〟の視点を生かしてできる仕事なら何でもチャレンジしました。宮崎の皆さんのおかげで事業内容の幅がぐぐっと広がって。その頃、自身の拠点や視野をもっと広げたいと思ったんです」。
それは長女の小学校入学のタイミングでした。「日本以外の国を知ってみたいね、九州や東京とも行き来しやすいし、友達もいる、しかも娘たちにぴったりなシュタイナー教育の学校もある。よし、台湾だ!と夫婦で決心。42歳の時です」 。
意気揚々と夫と娘二人で台湾に来たものの「ずっと言葉に関わる仕事をしてきたのに、言葉が一番の苦手分野に。中国語に対して苦手意識がいっぱいでした。でも、諦めたくない…と気合い を入れ直したのは、 50歳が見えてきた45歳になった時です」。〝中国語の勉強〟をきちんと始めると決意をしたそう。
同時に〝シュタイナー教育の勉強〟もスタート。「教育や人権、政治にも柔軟な台湾では学ぶことがたくさんあります。台湾在住日本人として、環境についての発信も準備中です」。池田さんから伝わってくるのは、何歳でも、どこででも、チャレンジも、始めることも、可能だということかもしれません。
いけだまお
東京都出身。(株)OMIJIKA代表。世界文化社、集英社で女性誌編集を担当。’11 年に宮崎県へ移住しOMIJIKAを説立。’16年より台湾。次世代に残したいすべてを伝えることが生業。二児の母。
●セカンドライフに関する記事、他にもいろいろ。
◎【私のこれから】作家・篠田節子さん。介護と病の経験を経た、自身の人生観とは。
◎【愛猫と過ごす新しい生活/前編】ステイホーム中、「いましかない!」と、猫との暮らしを決意。
◎【私のこれから】料理研究家・枝元なほみ。直感と本能を信じ、料理と共に生きる道。
◎ファッションの記事で日本とパリを繋ぐ、実力派日本人ライターのこれまで。そしてこれから。
『ku:nel』2020年5月号掲載
写真 KRIS KANG/撮影協力 mayumi studio taipei/編集 河田実紀 Hata-Raku