好きな服、似合う服が明確になってきたクウネル世代。そんないま、しっくりくるのは、同世代のデザイナーがつくるブランド。『ROPÉ LA LIGNE(ロペ ラリーニュ)』では、着物の機能や美しさに着目した服作りを行っています。
持続可能な社会を少しでも可能にしたいと、生地を無駄にしない着物の機能や美しさに着目したのが『ロペ ラリーニュ』です。
「体に沿わせるのが洋服、体を包み込むのが着物といわれています。そんな着物の良さは年齢を重ねて丸くなった大人の体型を、細く長くみせてくれるところにあります。洋服にすることで生地のたゆみやゆらぎをつくり、自然と美しい所作となり、女性らしさを演出します。なにより、サスティナブルであることが利点です」。
そう話すのは久保まゆみさん。大人の女性に似合う服は?と考え、着物に行き着いたのだそう。
「一枚でサマになり、何通りにも着られるのも特徴です。たとえば前後ろに着たり、ウエストをしぼったり、袖をまくったり、着る方に一番しっくりくる着方を見つけていただきたいです」
着る人の体型や個性に寄り添う服、大人の女性の強い味方となりそうです。
『ku:nel』2021年3月号掲載
写真 鈴木静華/ 取材・文 鈴木麻子
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