スタイリスト厳選のフランス雑貨1。アンティークの置物や世界中で愛される定番のタンブラーなど

フランス雑貨

大人も思わずキュンとしてしまうフランスの雑貨たち。部屋を彩るオブジェ、ファブリックから日用品まで、フランスらしさが溢れる旬なアイテムをご紹介します。

異文化をミックスしながら古いものも大事に。

フランス雑貨

フラワーモチーフのクロス
「フランスといえばテキスタイルがとても有名。小花柄のクロスは、ヴィンテージの1点もの。とろんとした使い込まれた風合いも魅力です」。1万4,000円(レヴォントゥリ

『デュラレックス』のタンブラー
「世界中で愛される定番中の定番。実用性が高く、飾っても絵になる佇まい。カラーバリエも豊富なのも魅力」。各250cc  715円(MoMAデザインストア 表参道03-5468-5801)

『Lola Moreau』の豆皿
「作家のローラさんは茶碗や湯呑みも創作。手捻りのやわらかい起伏や肉厚さが好き。卵焼きをのせても」。各3,960円(ジェネラルファニシングスアンドコー03-6432-9910)

雑貨好きが高じて、自身の雑貨店「レヴォントゥリ」を立ち上げた荻野玲子さん。買い付けのためにフランスにも定期的に訪れています。

「パリの雑貨といえば、以前はシャビーなものが多かったのですが、最近はエスニックやオリエンタルな要素を取り入れた和洋折衷的な雑貨が増えています。多種多様なテイストをミックスして新しさを生み出すところが、フランスらしいですね」

フランス雑貨

アンティークのヘアアクセサリー
「アンティークのおしゃれな髪飾りもたくさん。老舗ブランドのデッドストックも」。アンブレラのヘアピン 2,200円、白のバレッタ 4,400円コヴィン)リボンのバレッタ   3,800円レヴォントゥリ

シニカルな表情の猫のオーナメントを手がけたナタリー・レテは、中国人の父とドイツ人の母を持つパリ生まれのアーティスト。豆皿もフランス人陶芸家が日本の朝ごはんをイメージ、とどこかアジアな雰囲気が漂います。

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『ナタリー・レテ』のオーナメント

一つひとつ手描きで絵付けされた吹きガラス。「毒っ気があってユーモラス。クリスマスでなくても飾っておきたい」。各 4,950円アトリエオンライン

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「ファブリックブランド『ル・モンド・ソヴァージュ』のクッションも、さまざまな民族のエッセンスを色柄に取り入れていてセンスが抜群。ソファに置くだけで部屋の雰囲気ががらっと変わります」

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『ル・モンド・ソヴァージュ』のクッション
「おしゃれな色柄が豊富」。リボン柄クッションカバー40×30㎝ 7,700円、花柄クッションカバー50×50㎝ 8,800円、タッセル付きクッション40×30㎝ 1万6,500円(メゾン ド ララン 052-893-9876)

『ラ・スフルリー』の吹きガラス
「彫刻家のハンドメイド。古典的なモチーフがガラスになると新鮮」。フラワーベース・テット 8,800円、キャンドルスタンド   6,490円フィールシーン03-6260-6335

一方で、古いものを大事にする文化を象徴する小物たちも。アンティークやヴィンテージの雑貨はストーリーにも惹かれると荻野さん。

「プラスター製のドールは、子どもがキリスト教に正式に入信する特別なセレモニーの記念品。今もきれいに残っているなんて、神聖なものだから大切に飾られていたんだな、と感慨深い気持ちになります」

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初聖体拝領記念のドール
「カトリック教徒が多いフランスでよく知られる特別な人形。手に持っているのはキャンドル。作りも繊細で美しい」。ペアで 1万9,800円コヴィン

お話を伺った方

荻野玲子/おぎの・れいこ

荻野玲子/おぎの・れいこ

スタイリスト

東京生まれ。岡尾美代子氏に師事したのち独立。ファッション、雑貨、インテリアなど、暮らしまわりのスタイリングで活躍中。2022年に長野県・松本市で、ヨーロッパのセレクトを中心としたヴィンテージ雑貨店「レヴォントゥリ」をオープン。

『クウネル』2026年1月号掲載 写真/加藤新作、スタイリング/荻野玲子、取材・文/矢沢美香

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『クウネル』NO.136掲載

なにしろ「フランスびいき♡」なもので

  • 発売日 : 2025年11月19日
  • 価格 : 1,080円 (税込)

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