世界が注目の観光地・盛岡へ。工芸、クラシック建築、朝市とマチュア世代のときめき全開!

盛岡の光原社

学芸大学の生活雑貨の店『MIGO LABO』の店主であり、フォトグラファーとしても活躍する、〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバー石黒美穂子さん。充実の盛岡旅へと案内してくれました。

クラシカルなムード満点の岩手銀行赤レンガ館

盛岡は2023年にニューヨーク・タイムズで行くべき街として紹介され、世界中の注目を集めました。東京から短時間で行け、人混みを避けて街中や観光スポットをゆっくり散策できる街です。煉瓦造りの近代建築や古い街並みが残り、街中に流れる北上川や中津川がのどかな街に彩りを添えています。

何度か訪れていますが毎回、新しいスポットを見つけ、奥深い魅力にハマっています。今回はそんな盛岡のオススメスポットをご紹介致します。

1911年に建てられた『岩手銀行赤レンガ館』は盛岡を代表する観光スポット。設計した葛西萬司は東京駅などの装飾的な建築をすることでも有名です。

岩手銀行赤レンガ館

手の込んだ意匠のある外観。細部までじっくりと魅入ってしまいます。

岩手銀行赤レンガ館

吹抜けの多目的ホールはクラッシックな装飾の天井とシャンデリアがあり、当時の繁栄ぶりが伺えます。

岩手銀行ゾーン(入館無料スペース)のエントランスホールやライブラリー・ラウンジ階段の踊り場などでも建物の素晴らしさを堪能しました。

岩手銀行赤レンガ館

1911年に建設され、1994年に国の重要文化財に。威風堂々としたドーム型の屋根が印象的です。

岩手銀行赤レンガ館

踊り場にてモガを気取って記念撮影。盛岡銀行ゾーンには応接室や重役室などが復元されています。

岩手銀行赤レンガ館

住所:岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目2番20号
開館時間:10:00〜17:00(最終入館時間:16:30)
休館日:火曜日、年末年始(12月29日〜1月3日)
有料ゾーン:一般入館料(16歳以上)300円
https://www.iwagin-akarengakan.jp

レンガ造りが素敵なもりおか啄木・賢治 青春館

岩手銀行赤レンガ館の近くにある『もりおか啄木・賢治 青春館』も重厚感のあるデザインのレンガ造りの建物。中にはカフェスペースもあるので散策に疲れたら一休み。

もりおか啄木・賢治 青春館

大きな柳の木もどことなくレトロな雰囲気を醸し出しています。

もりおか啄木・賢治 青春館

住所:岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目1番25号
開館時間:10:00~18:00(最終入館時間:17:30)
休館日:第2火曜日(第2火曜日が祝祭日の場合は翌日休館)
年末年始(12月29日〜1月3日)
https://seishunkan.jp

民藝好きの聖地・光原社本店

盛岡駅から徒歩8分ほどの材木町にある『光原社本店』。国内外の手仕事の工芸品を多く取り扱っている民藝好きの聖地として有名なお店です。

盛岡の光原社

中庭はどこを撮っても絵になるフォトジェニックな空間。夢中でカメラをむけてしまいました。

敷地内には人気の喫茶スペース「可否館」、世界の民芸品やアクセサリー、衣料品を取り扱う「カムパネラ」があり、多種多様な民藝の世界が垣間見られます。敷地の奥では北上川越しに盛岡の四季を感じられる気持ちの良いスポットです。

盛岡の光原社

中庭の片隅にあるカエルの石像は宮沢賢治の物語から抜け出してきたようなユーモラスな雰囲気。

盛岡の光原社

宮沢賢治と創業者は盛岡高等農林学校の先輩後輩で1924年に宮沢賢治の「注文の多い料理店」を発刊したことでも有名です。

盛岡の光原社

中庭に抜ける漆喰の壁にはエキゾチックな照明とフェンスがあり、どこか無国籍なムード。

盛岡の光原社

数年前に訪れた時に2階のアクセサリーコーナーで天然石のシルバーの指輪を購入し、今も大事に愛用しています。

光原社本店

住所:岩手県盛岡市材木町2-18
電話:019-622-2894
営業時間:10:00〜18:00(土曜・冬期は〜17:30、可否館は16:30LO)
定休日:毎月15日(土日祝の場合は翌平日に振替)
https://morioka-kogensya.sakura.ne.jp

北欧の古道具と国内外のハンドクラフトの店ロッピス153

LOPPIS(ロッピス)153』は出張帰りに立ち寄った時に教えてもらったアンティークショップ。北欧の古道具と国内外のハンドクラフトなどバラエティーに富んだアイテムが揃っています。ヘリンボーンの木床の落ち着いた内装で窓から差し込む優しい光が盛岡の街の雰囲気ともマッチしています。

盛岡のロッピス

ディスプレイはインテリアの参考になりそうなアイディアが散りばめられています。

店主の小泉佳恵さんは会社員時代に一念発起し、スウェーデンに留学。手工芸コースを専攻したのをきっかけに北欧のハンドクラフトに興味を持ち、お店を開くきっかけになったんだとか。いつも私のツボにハマるセレクトで楽しみです。

盛岡のロッピス

器やカゴなど実用的な雑貨アイテムも豊富。5月にフィンランドとスウェーデンに買い付けに行ったばかりで新しい商品の入荷も気になります。

盛岡のロッピス

幸せを運んでくる馬と言われるスウェーデンの木馬や思わず連れて帰りたくなる可愛い表情の馬の置物に癒されます。

盛岡のロッピス

サーミ族の刺繍ポシェットは程よいサイズ感で使いやすそう。

盛岡のロッピス

天井から下がったガラスのモビールやフィンランドのヒンメリはお部屋にあると北欧ムードが増すアイテム。

盛岡のロッピス

2階の店舗への入り口はブルーの鉄骨に銅パイプの看板が目印。

LOPPIS153

住所:岩手県盛岡市中央通1丁目6-34 2F
電話:019-623-5858
営業時間:11:00〜18:00
定休日:水曜・日曜
https://www.instagram.com/eskimoyoshie_loppis153/

※写真の商品は取材時のものです。在庫状況などは店舗にお問い合わせ下さい。

年間300日開催!盛岡神子田朝市

盛岡神子田朝市』は一年のうち300日近く営業している全国でも珍しい朝市。
新鮮な野菜や果物が販売されている盛岡市民の台所として、毎日、賑わっています。

盛岡神子田朝市

早朝にもかかわらず、駐車場・駐輪場の混み具合にびっくり!?

秋に訪れたのでたくさんの種類のキノコが並んでいて(これでキノコ鍋をしたらどんなに美味しいだろう〜)と妄想を膨らませていました。

盛岡神子田朝市

きのこは多種多様でみたことのない物もたくさんありました。

盛岡神子田朝市

豊かな自然環境の三陸沿岸で獲れるの珍味「ホヤ」も販売していました。

またお惣菜、おにぎりやサンドイッチ、ラーメンや郷土料理のひっつみなども販売しているので地元の人に混じって、朝食を食べるのも旅の醍醐味です。

盛岡神子田朝市

地元の人の食べているのが美味しいそうだったので暖かそうなたまごスープに。指輪は以前、光原社で購入したものです。

盛岡神子田朝市

お腹の空いた朝食前の究極の3択。

盛岡神子田朝市

住所:岩手県盛岡市神子田町20-3
電話:019-652-1721
営業時間:4月〜12月 平日 5:00〜8:00頃 / 土・日 5:00〜8:30頃、  1〜3月 平日 5:30〜7:30頃 / 土・日 5:30〜8:30頃
休業日:月曜、1月1日〜6日 ※臨時休業などのお知らせはHPでご確認下さい。

https://www.mikoda.jp

盛岡のオススメスポットはいかがでしたか?

市内は徒歩でも散策できますが自転車移動なら少し距離のある神子田朝市にも20分弱と行動範囲が広がります。是非、サイクリングがてら気になるスポットで写真を撮ったり、買い物したり盛岡の街並みを満喫してみて下さい。

盛岡神子田朝市

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プレミアムメンバー

石黒美穂子のポートレイト写真

石黒美穂子

フォトグラファーとして女性誌、WEBなどで活躍。生活雑貨のセレクトショップ「MIGO LABO」(東急東横線・学芸大学駅)のディレクターも務める。
https://www.migolabo.com/
Instagram : @migolabo @ishiguromihoko

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