祝・映画公開!『孤独のグルメ』聖地巡礼、激シブ酒場とうまい店めぐり。味よし、雰囲気満点の4店

学芸大学の生活雑貨の店『MIGO LABO』の店主であり、フォトグラファーとしても活躍する、クウネル・サロンプレミアムメンバー石黒美穂子さん。

大好きなTVドラマ『孤独のグルメ』に登場したお店を巡る「聖地巡礼」の様子を以前も紹介しましたが、『劇映画 孤独のグルメ』1月10日公開に向けて新たな名店をレポートしてくれました。

spot1:清澄白河の『だるま』

ドラマ『孤独のグルメ』ですが主演・松重豊さん監督を務めて映画化され、盛り上がっていますね。私は以前よりドラマに登場した店を聖地巡礼しながら、楽しんでいます。今回は中でも特によく行くお店や遠征記録などのご紹介です。

一杯目は黒ホッピーで乾杯! 駆けつけ一杯の美味しさは格別です。シーズン5 (2015年)ではお店のスタッフを浅野温子さんが演じていたのが印象的。

昨年末は娘とプチ忘年会に清澄白河のコの字カウンターの名店『だるま』に出掛けました。土曜日の夕方早めの時間に訪れるとカウンター席には常連の黒帯のおじさまたちが並び、いつもと変わらぬ賑わい。運良くカウンター席に座り、まずは乾杯。

壁一面に貼られた短冊メニューは見ているだけで食欲をそそられます。物腰の柔らかいスタッフばかりでメニュー内容や量など気軽に聞けます。

昭和の風情が漂うせんべろ居酒屋(千円程度で安く飲める店)でドラマを見てから、近くに行くと立ち寄るお気に入りのお店。

コの字カウンターの居酒屋は入りにくい店も多いのですが、ここは初心者でも入りやすいのでドラマ『今夜はコの字で』の第一回にも登場しています。

五郎さんも食べていたポパイベーコンはえのきや玉子も入っていて赤・緑・黄色の色が鮮やかな一皿。胡椒を効かせたあきのこない味付けで人気なのも頷けます。

寒い日だったので温かい鍋の「肉豆腐」やオススメの「マカロニチーズ」を頂きました。種類の多い揚げ物は二人で話し合い「キス天」をチョイス。

「マカロニチーズ」は熱々のホワイトソースに焦げたチーズの香ばしい香りでうっとり。

「肉豆腐」はすき焼き風な味付けでホッとする温かさ。しらたきではなく、春雨なのがだるま流なんだとか。

「キス天」にはピーマンやカボチャなど野菜天もあり、かなりのボリューム。

二杯目の日本酒に合わせて「マグロ納豆」と呑んべいの好きなつまみも。だるまデビューの娘はお店の雰囲気や料理のクオリティーの高さに大満足で宴を満喫。

「マグロ納豆」と日本酒は酒飲みツマミに最高でした。シンプルでオーソドックスなお猪口と徳利がコの字カウンターのムードにピッタリ。

だるまの暖簾をくぐると少しほてった頬に気持ち良い師走のひんやりとした風が吹いていました。誰を連れてきても気に入ってくれる信頼のおけるお店です。

だるま

住:東京都江東区三好2-17-9
電:03-3643-2330
営:月・火・木・金 16:00〜23:00/ 土・日・祝日 15:00〜23:00
休:水曜日、第1、3、5火曜日

spot2:三軒茶屋の『すし台所家 三軒茶屋店』

シーズン6 (2017年)に登場した『すし台所家 三軒茶屋店』は普段からよく行くお店でした。予告編で気づき、自分の行きつけの店に五郎さんがやってくるという嬉しさで放映前にフライングして聖地巡礼しました。

回転すしですがネタは間違いなく、ランチや夜の飲みなど使い勝手が良く、いつも賑わっています。

レーンにお皿が廻る回転寿司スタイル。慣れたお客さんは好きなものをオーダーし、職人さんから直接、受け取っています。

聖地巡礼の証である松重豊さんのサインも記録。今も聖地巡礼にやってくるお客さんも多いんだとか。

今回は映画公開前ということで五郎さんに敬意を表し、五郎さんメニューからチョイス。マグロ、イカ、炙り穴子にひかり三種や茶碗蒸しなどを頂きました。

大赤エビは立派なお頭付き。舌の上でとけるねっとりとした食感は思わず笑ってしまう美味しさ。

お皿の色で値段がわかる明朗会計システム。イカなどコスパの良いネタも多いのも魅力的。

アジ・イワシ・サバのひかり三種は人気の一皿。光り物好きな私のお気に入りのひとつです。

寒い日は優しい温かさの茶碗蒸しで指先を温めます。

『孤独のグルメ』聖地巡礼者にはお店で用意した手書きの五郎さんメニューを出してくれます。

大食いの五郎さんメニューにトライしましたがさすがに全種類食べることは出来ず。でも気分はすっかり井之頭五郎に。

細い小道の両脇に居酒屋などが立ち並ぶ昔から変わらない三軒茶屋の飲食店街の一角。

台所家 三軒茶屋店

住:東京都世田谷区太子堂4-22-12
電:03-3424-1147
営:11:00〜23:00

spot3:名古屋の『台湾ラーメン 光陽』

昨年、娘との名古屋旅で2018年の大晦日スペシャルで訪れた名古屋の『台湾ラーメン 光陽』にも遠征。

壁には聖地巡礼者に分かりやすいお品書きを発見。

名古屋メシとしても有名な台湾ラーメンの名店で日曜の夜と言うこともあり、住宅街にある店の前には10人以上の行列。思ったより回転が早く、15分程でカウンター席に案内されました。

五郎さんも食した「ピリカラにんにく炒飯」。ゴロゴロと入ったニンニクでパワーチャージ。風邪気味だった家族は翌朝、すっかり元気になりました。

五郎さんと同じようにお腹を空かしてきたので「ピリカラにんにく炒飯」や「台湾ラーメン」名物の「酢鶏」をオーダー。

酢鶏は酢豚をイメージしていると全く違うもので驚きましたがカラッした唐揚にネギの入ったタレがかかった独特な味にハマる人も多いと聞いて納得。タレの美味しさはこれだけでご飯3杯食べられそうな美味しさで思わずチャーハンにかけて頂きました。

「酢鶏」はビールのおつまみにもぴったりな逸品。

今回は敢えて「塩台湾ラーメン」をオーダー。麺線の美しさに思わず「キレイ〜!」と声が出てしまったほどです。透明なスッキリとした塩味スープの美味しさにスープまで完食。

カウンター席の目の前にあり、見逃すことができずにオーダーした「腸ずめ」。
期待通りの美味しさでした。

お腹いっぱいになり店を出ると黄色に赤文字の看板が煌々としていて、店の前にはまだ入店を待つ行列。味も良く、コスパも良い名古屋メシに大満足でした。

台湾ラーメン 光陽

住:愛知県名古屋市西区比良3-139
電:052-501-3243
営:17:00〜0:00 (L.O.23:15)
休:火曜日

spot4:渋谷の『長崎飯店』

ドラマは2012年に始まり、数多くのお店が登場していますが既に閉店や移転している店もあり、再放送を観ていると感慨深くなります。

以前の聖地巡礼でも紹介した渋谷の『長崎飯店』は再開発で閉店した時は大ショックでしたが約3ヶ月後の2023年4月に移転・営業再開したと知り、すぐさま喜び勇んで出掛けました。

シーズン6 (2017年)放映時の移転前の雰囲気を変えないように店内の丸テーブルや椅子などは前の店のものを使っているんだとか。

1975年オープン当初より看板メニューの「皿うどん」は私の大好物。味は健在で一安心。

246沿いで渋谷駅から近くなり、移転オープン直後でしたがお昼時は満席になる繁盛ぶり。皆に愛される町中華の底力を感じました。

長崎飯店

住:東京都渋谷区道玄坂1-9-1 梅山ビル1F
電:03-3464-0528
営:月・火・水・木・金 11:00〜14:30 17:10〜22:00/土  11:00〜14:30
休:日・祝日

年末年始の再放送や2024大晦日スペシャルを観ながら、『劇映画 孤独のグルメ』の公開が待ち遠しい2025年の年明けです。

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この記事の
プレミアムメンバー

石黒美穂子

フォトグラファーとして女性誌、WEBなどで活躍。生活雑貨のセレクトショップ「MIGO LABO」(東急東横線・学芸大学駅)のディレクターも務める。
https://www.migolabo.com/
Instagram : @migolabo @ishiguromihoko

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