いつかは泊まりたい!軽井沢を代表するクラシックホテル『万平ホテル』がリニューアル。大人旅の目的地に

四季折々の自然が美しい軽井沢の『万平ホテル』は130年の長きに渡り、各界の著名人をはじめ多くの人々に親しまれて来たクラシックホテルです。有名アニメスタジオの映画作品に登場する舞台のモデルにもなっているので、その名前を知っている方も多いのでは?そんな『万平ホテル』は大規模なリニューアルのためしばらく宿泊出来ない日々が続いていたのですが、今年10月待望のグランドオープンを果たしたということで、ホテルを取材で訪れました。

リニューアルしてもそのままの姿。『万平ホテル』その魅力とは?

慣れ親しんだ何かがリニューアルをした時、懐古の情に駆られることはありませんか?

『万平ホテル』がリニューアルと聞いて、もしかしたら様変わりしてしまうのではないかと初めは少し心配していたのですが、ホテルに到着してすぐさま、かつてのホテルの面影が残されていていることに安心。

メインダイニングルームやバーで非日常な時間を満喫してみては?

『万平ホテル』で従来と変わらないクラシカルな雰囲気が味わえる大きな理由のひとつに、開業当時から使われている建材や数々の調度品がホテルの随所に散りばめられていることが挙げられます。130年前の看板に出迎えられて館内に入ると、亀がモチーフになったホテルを象徴するステンドグラスを発見。ロビーのカーペットは新調前と同じ色を忠実に再現するなど、細かな工夫によって見事に空間全体の調和がとれています。

開館当時から変わらない調度品の数々

軽井沢彫が至る所に

建物同様、サービスも良い意味で変わっていません。ホテル創業者の佐藤万平氏は、まだ軽井沢が避暑地として外国人から人気を集めて間もない頃から訪れるゲストが自宅のようにくつろいでほしいという思いでおもてなしをしていたそうで、その”万平ホスピタリティ”は今のホテルを支えるスタッフにもしっかりと受け継がれています。

和洋折衷の「アルプス館」に泊まりたい

〈アルプス館〉

ガラス障子など、当時の面影を感じられる装飾品

新たに誕生した宿泊棟は〈アルプス館〉、〈愛宕館〉、〈碓氷館〉、と3つに分けられるのですが、中でもクウネル読者におすすめしたいのが〈アルプス館〉の客室です。

ベッドルームも広々。快適に過ごせそうです

〈アルプス館〉は、西洋で多く見られる木組みの建築様式、ハーフティンバー風の外観が特徴で、2018年には国の登録有形文化財に登録された歴史ある建物。そんな貴重な建物の中にある客室はリビングエリアに軽井沢彫の家具やガラス障子をしつらえ、タイル張りのバスルームには猫足のバスタブも!

 

タイル張りと猫足のバスタブが魅力のバスルーム

『万平ホテル』らしいクラシカルな空間で、まるでタイムトラベルをしているような気分に浸ることができるので、お籠りステイ先に選びたい客室なのです。

日帰りで気軽に利用出来るスポットも

名物の〈伝統のアップルパイ〉と〈ロイヤルミルクティー〉

宿泊が難しいという時には、『万平ホテル』のカフェテラスに足を運んでみてください。信州産紅玉リンゴを使った〈伝統のアップルパイ〉や、アッサム茶葉の香りが広がる〈ロイヤルミルクティー〉などの人気メニューがいただけます。

開放感溢れるサンルームには、ジョンレノン氏が家族と時間を過ごしていたという一席が!テラス席なら愛犬も一緒に入ることが可能なので、気が置けない家族や友人とのティータイムは、お喋りに花が咲くこと間違い無しです。

こちらが、あのジョンレノン氏が家族と時間を過ごしていたという一席

そして、カフェテラスのお隣にあるスーベニアショップのチェックもお忘れなく。お土産にぴったりなお菓子から軽井沢彫まで、バラエティに富んだ商品はどれも洗練されたものばかりです。是非、素敵な旅の思い出と一緒に万平ホテルオリジナル商品を持ち帰りましょう。

お土産も大充実!

当時のポスターのデザインが採用されているお菓子類がかわいくて、ついついパケ買いしてします

昭和初期に使用されていたバゲージタグを模したステッカーに一目惚れ

ちなみに、『万平ホテル』があるエリアには条例で新しくホテルを建てることが出来ないのだそう。快適性が向上し一層の魅力を増した『万平ホテル』は伝統を守り続ける姿勢でこの先も多くのゲストにとって帰って来たいホテルであり続けます。

万平ホテル

住:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925
万平ホテル公式HP

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