【住まいと暮らしvol.31】自分本位で楽しむ時間も大切にーイラストレーターカワナカユカリさん
カワナカさんの暮らしのルール
1)自分の心の声に耳を傾ける。
2)自然に沿った暮らしに近づけるようにする。
3)ひとりの時間を楽しむ。
シンプルなタッチのイラストを描く、イラストレーターのカワナカユカリさん。年齢を重ねて、もう少し自分本位でもいいと思えるようなったといいます。
「若い頃は与えられたことをとにかく一生懸命やりきるのが正しいと思っていましたが、今は仕事でも何でも、本当にやりたいか、好きか、必要かなどを改めて自分に問い直すことが大事だと思うようになりました」
妊娠、出産を経て、食べものやセルフケア、環境などに更に意識が向くようになったとカワナカさん。
「市が運営している農業塾に通って野菜づくりを学んだり、毎年家族で味噌づくりをしたり。無理のない範囲で楽しみながら、自分たちの手でできることを増やしていきたいと思っています」
また、今大切にしたいのはひとりの時間だとか。
「子ども中心の生活の中で、じっくりと自分のことに没頭するのは難しいですが、幼稚園に行ってる間や週末に、夫が息子を連れて遊びに行ってくれている時間に、仕事以外のひとりの時間を楽しみます。ひと駅先の喫茶店へ出かけ、コーヒーを飲みながら本を読むだけでも、心が満たされて元気になります」
profile
カワナカユカリ
大阪生まれ。京都精華大学でデザインを学ぶ。ステーショナリーデザイナーを経てイラストレーターとして活動をはじめる。身近なモチーフや人物、風景などをシンプルなタッチで描いている。
http://www.yukari-kawanaka.net
カワナカさんがバトンを渡すのは、グラフィックデザイナーの上浦彩さん。「夫婦一緒に、奈良でグラフィックデザインのお仕事をされています。もともとは夫同士が古くからの友人で、彩さんとの付き合いも約15年。新婚旅行に4人で東欧へ行ったことも良い思い出です。今では子どもたちも含めて親戚のように仲良くさせてもらっています。3人の子どもを育てるお母さんとは思えないほど仕事や趣味に活動的で、どうやってそんなにたくさんのことをこなしているんだろう?と思ってしまうほど、とてもパワフルで魅力的な人です」とカワナカさん。上浦さんの暮らしは、3月中旬に公開予定です。どうぞお楽しみに。