柔らかさや女性らしさを引き立てるピンクカラー。でも「自分にはかわいすぎる……」「若作りしてると思われる……」と、躊躇している方も多いのではないでしょうか。そこで、大人の女性の魅力を底上げしてくれるピンクコーデの魅力とコツを、〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーのcanaria_rs(カナリア)さんに聞きました。
■狙うは「ペールピンク」や「ベージュピンク」の淡色系
20代の頃からピンクやオレンジなど、明るいカラーのアイテムが大好きでしたが、50代のいまも嗜好は変わりません。とくに長引くマスク生活で、なんとなく世の中が重いムードになりがちないま、大好きなピンクが視界に入るだけで気分が上がるので、臆することなく積極的に取り入れています。
ピンクといってもいろいろありますが、お気に入りは、涼しさを感じるペールピンクやくすんだベージュ系ピンクなどの優しい色味。こんなトーンなら肌なじみも良く、華やかな印象は残しつつ、悪目立ちしません。そこにデニムを合わせれば、フェミニンなイメージを程よく中和してくれて、抜け感が出ます。ピンク×デニムは、60代になっても、70代になってもずっと着続けたい、永遠のコーディネートだと思っています。
トップスは、今夏購入した〈HANES 別注2Pセットタンクトップ 〉。名品『HANES(ヘインズ)』のタンクトップを、『Spick&Span(スピックアンドスパン)』が別注で組み合わせているものなんですが、2枚で3,850円という嬉しいプチプラ。ピンクもカーキも、色に絶妙な奥行きがあってすごく重宝しています。Tシャツ+パンツという春・夏特有のワンツーコーデも、小物を加えてニュアンスを出したり、色をリンクさせれば全体に統一感が生まれます。
■ロングスカートはすっきり見えるシルエットを意識して
数年前に『IDEE(イデー)』で購入した〈POOL いろいろの服 巻きギャザーエプロン〉は、私の定番服。上質なコットン100%のマキシ丈スカートで、ギャザーもたっぷり。夏はTシャツやカットソーに合わせていますが、自宅で気軽に洗濯できる点も魅力ですね。
ボリュームがあるこんなスカートには、なるべくタイトで体にフィットするトップスを選んでいます。ウエストインすれば、腰の位置も高くなり、たっぷりしたギャザーのおかげで、お腹のふくらみもそれほど目立ちません。
スカートは軽やかですが透け感がないので、秋・冬もダークトーンのタートルネックや薄手のニットに合わせています。私が所有している2色は、残念ながらすでに生産終了しているようですが、ほかの色味も本当にきれいなので、ぜひチェックしてみてください。
対して、こちらの〈シェルタリングフレアスカート〉は、くるぶしより少し上のミモレ丈。『Rouge vif la cle(ルージュ・ヴィフ ラクレ)』で今夏購入したものです。腰回りはややフィットするデザインで、裾に向かって少しフレアになっています。ふくらはぎをきっちりカバーしてくれるので脚が細見えして、カジュアルからきれいめまで、幅広いコーディネートに着回せます。
晩夏には、ざっくりとした薄手のサマーニットにペタンコサンダルのリラックスコーデも楽しそうですね。
◆◇今月のカナリア通信◇◆
先日、久しぶりにパジャマを新調しました。これまでは『無印良品』のリネンのパジャマを愛用していたのですが、だいぶ生地がくたびれてきたので、新しいものを探していたんです。これは完全に好みなんですが、ふわふわしたガーゼパジャマやかわいらしい小花柄のものは、私らしくない気がして、なんだか落ち着かないんです。別に、誰に見せるわけでもないんですけどね(笑)。
探しに探して選んだのは『SNIDEL(スナイデル)』の〈コットンストライプオーバーシャツ〉と〈コットンストライプロングパンツ〉のセット。リラックス感のあるビッグシルエットのルームウェアで、上下ともに、やっぱり大好きなピンクで揃えました(セールでお得にゲット)。とにかくずっと家にいる毎日なので、明るい色の部屋着が嬉しいです。まだパリッとした肌触りですが、これから時間の経過とともに馴染んでいく変化も楽しみです。
canaria_rs / カナリア
1969年生まれ。プチプラアイテム中心のコーディネートや着回しを自撮りしたInstagramや、10個下の夫との暮らしぶりを綴ったブログ『Canaria Style』が、大人の女性たちから共感を集める。不定期で販売する自作のアクセサリーや、アパレルブランド『Zelal』とのコラボアイテムも人気。