長年住んだパリから戻って以来、「コーヒー難民」という松永加奈さん。好みの味を探すうちに出合ったのは、世界約20ヶ国150種類以上のラインナップを持つコーヒーのサブスク「PostCoffee」。自分に合ったコーヒーを診断し、見つけてくれるサービスがあるのだとか。
定期的に契約したサービスが届くサブスクリプション。かつては雑誌や新聞の定期購読がメインでしたが、最近はサービスの内容が多岐にわたり大充実で、「●●のサブスク」という言葉をあちこちで目にします。私は毎月動画配信サービスを利用していますが、「何かおいしいものも定期的に届けてほしいなあ」と思い、先日、飲み物のサブスクを試してみました。
「コーヒーのサブスク」でおうちカフェを楽しむ
今回選んだのは、『PostCoffee』。独自の「コーヒー診断」でその人に合ったパーソナライズコーヒーが届く「コーヒーのサブスク」です。実は昨年帰国して以来、在パリ中にずっと購入していたお気に入りのコーヒー豆と同じような味のものを探し続けていて、いまだに「これだ!」というものにたどり着けず。しかも時間が経つにつれ、なんだか当初のイメージもあいまいに…。
そこで「コーヒー診断」を使ってそもそもの好みを探ってみることにしたのでした。
食後のデザートや好きなフレーバーなど、いくつかの項目に答えて出た結果は「オールマイティー」、つまり「コーヒーはなんでも飲むタイプ」(結構こだわりがあると自分では思っていたのですが…)。焙煎度合いや酸味の有無など、当たっているところは多かったので、到着を楽しみに待ちました。
\コーヒー診断をいざ/
数日後、ポストに投函されていたのはA4サイズほどのシンプルなボックス。開ける前から既にいい香りが漂い、中には3種類のスペシャルティコーヒーと組み立て式ドリッパー、ペーパーフィルターのほか、おいしいコーヒーの淹れ方などが書かれた冊子も。
150種類以上ものラインナップから選ばれたコーヒーたちにわくわく
コーヒーは先日の診断結果をもとに、世界約20ヶ国、150種類以上のラインナップから選ばれたもので、パッケージには豆の産地や名前、精製方法、フレーバーノートなどが書かれていました。
「大のコーヒー好き」といいつつ詳しいことは全然わからない私にこの記載はありがたく(お店で聞いてもすぐに忘れてしまうので)、ドリッパーを使った淹れ方も熟読。厳選されたスペシャルティコーヒーということもあり、いつもならコーヒーメーカーを使うところですが、ここはハンドドリップで丁寧に淹れることに。
フレーバーノートを読みながらゆっくりと味わって飲んでみると、重なる風味が感じられておいしさもひとしお。そして今まで「深煎り派」だと思っていたのに、今回3種類の中で好みだったのは、浅煎りと中浅煎りだったことにびっくり。自分で選ぶとつい偏った方向になりがちなので、嗜好が広がるうれしい発見でした。
ちなみに、毎回フィードバックをすることで、より好み近づいた味が届くようになるそう。探している味にたどり着く前に、新しい好みが見つかりそうです。
PostCoffee
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