【私をときめかせること】簡単&絶品!SHIORIさんやコウケンテツさんのおつまみレシピで、今宵もビールが進みます。

チキンナゲット コウケンテツ 

前編【私をときめかせるもの】プチプラ着物、ZARA、かごバッグ。お金をかけなくても楽しめるマチュア世代の夏おしゃれ。に続き、後編では【私をときめかすこと】を、同じく〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーのカナリアさんに語っていただきました。マチュア世代只中のいま、若い頃とはまた違う「ときめき」が、カナリアさんの心を満たしてくれているそう。


■どこにでもある食材で手早く仕上がる一品が定番■


我が家は、夫婦揃って大のお酒好き。正確にいうと、10個下の夫よりも私のほうがだいぶ飲めるクチ……(笑)。だから夕食の献立も「お酒に合うおかず」が、唯一にして絶対のルールです。

ひとり暮らしが長かったこともあって、料理は昔からよくしていました。いまは夫のお弁当作りもありますし、週末にちょっとしたお菓子を作るのも好きなので、多くの方と同じように、InstagramやYoutubeで好きな料理研究家さんのレシピをアーカイブしておいて、気に入ったものを作っています。

ある晩のメインは、「たけのこ」。今がちょうど旬ですね。
実家の母が掘り、ていねいに灰汁抜きまでして送っていてくれたものです。昔、祖父と竹やぶに分け入り、たけのこ採りに行った記憶があります。小さな頃はとくになんとも思っていませんでしたが、不思議なもので50代になった今は、毎春欠かさず「食べたい!」と思う食材です。

新鮮なたけのこは、まずは料理家・SHIORIさんのレシピで若竹煮に変身。それに、鶏ひき肉団子入りと旬のわかめもたっぷり添えて。鰹は半分はお刺身に、残りの半分はシラサカアサコさんのあさこ食堂を参考にして「カツオの竜田揚げ」を作りました。

\春が来るたび食べたくなる/

若竹煮 食卓 家飲み
若竹煮を盛ったお皿は『アーティフェックス・ギャラリー』 ですごく安く手に入れたもの。やちむんの箸置きと小皿も青系で統一。

それから、コウケンテツさんのYoutube『Koh Kentetsu Kitchen』も、頻繁にチェックしています。おもしろくて、観ていると「あ、これ作りたい!」っていうレシピが必ずある。どれもレシピの再現性が高くてすごく簡単なのに、おいしい。人気の理由もわかります。

\コウさんレシピはビール泥棒/

チキンナゲット コウケンテツ 
ふわさく食感の「おうちチキンナゲット」は、我が家の大定番。ビールのあてはもちろん、お弁当にも最適。ナゲットの下はハムと豆苗を春巻きの皮で巻いたもの。
チキンステーキ コウケンテツ
「カリカリキチンステーキ和風オニオンソース」は、お肉をカリカリに焼くのがポイント。少ない材料であっという間にできあがる(ただし、油跳ねが激しいので、調理後のお掃除がやや難儀)。
チャーシュー コウケンテツ 
「フライパンで極旨チャーシュー」。ガーリックたっぷりで、真夏のスタミナチャージにも。
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レシピというほど大げさなものではないんですが、「あともう一品!」っていうときに、かれこれもう100回くらい作っている我が家の大定番メニューが「山芋のふわふわ焼き」。山芋3cmほどを擦りおろして、お出汁180~200ml(私は少し多めが好き)、卵1個、マヨネーズ少々、薄口醤油少々と合わせたら、泡立て器で混ぜる。グラタン皿に流し入れてトースターで20分程度焼き、最後に青のりをかけたらできあがり。

\困ったときの救世主/

山芋のふわふわ焼き
焼くとグラタンのような見た目になる「山芋のふわふわ焼き」。ものすご~く簡単にできるので、ぜひお試しを。

■器選びは自分の「好き」だけを頼りに■


料理自体はともかく、若い頃はテーブルコーディネートがすご~く苦手でした。食器も、良いものを見れば憧れはするけれど、いざ自分で購入するとなるともったいなくて、お金と時間は、もっぱら大好きな洋服や鞄、靴に費やしていました。正直に告白すれば、ひとり暮らし時代の部屋にあった食器は、ほとんどが100円ショップや300円ショップで買い求めたものでした。

そんな意識が変わったのは、やっぱり結婚してふたりで食卓を囲むようになったからでしょうか。でも最初は、何をどんな風に揃えていったらいいのかさっぱりで、とりあえず雑誌やInstagramで、おしゃれな人や料理研究家さんたちの器をチェックするんですが「このくらいの高いものじゃないとダメなのか……」「有名な作家さんのものではないとダメなのか……」と、見れば見るほど落ち込んでいきました。

そこでまずは、自分が実際に見てピンときた豆皿や小皿を、少しずつ集めてみることに。これなら、たとえ作家さんものでも手が届く値段で買えることが多いですから。高価だからとか、有名な方のものだから、とかそういうことではなくて、自分が「好き」と思う気持ちだけを頼りに買い足していくうちに、だんだん食卓そのものに「自分らしさ」がにじみ出るようになって、そんな景色が愛おしくなってきました。

\残りものでも器次第で気分も上々/

食卓 豆皿 和食
ザ・余りもののブランチ和食。小皿にちょこちょこおかずを乗せて並べるだけでかわいらしくなるから不思議。
大皿 和食器 私の部屋
中央の大皿は、私の部屋で購入。大胆な色柄なので飽きるかな?と不安だったものの、何を盛りつけてもふちの柄でサマになってくれて大助かり。
お皿 テーブルコーディネート エンシェントポタリー
中央上のオムレツを乗せた黒い器は、エンシェントポタリーのもの。我が家に迎い入れた初の「楕円」プレート。テーブルのすき間にも配置しやすくて、毎日のように出番がある一軍食器。
ダブルウォールグラス アイスコーヒー ケユカ
ケユカで買ったダブルウォールグラスは、お茶にもビールにも合い、もっと早く買えば良かったと思うほど便利。
箸置き
かわいいものを目にするとつい集めてしまうお箸置きコレクションの一部。テーブルコーディネートは、まずはお箸置きを選んで、次に器を。
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\可憐なアンティークも少しずつ/

アンティーク 器 プレート
右下の楕円プレート以外は、蚤の市で買い求めたフランスのアンティークプレート。クラシカルな佇まいで、なにを盛っても映える。右下は『スタジオ・エム』のもの。見た目はアンティークっぽいのにレンジOKで使い勝手抜群。
エクレア ショートケーキ おやつ
実際盛り付けると、いっきにテーブルが華やかに。ほっとできる午後のひととき。
朝ごはん サンドイッチ 手作り
この日の休日ブランチは、サンドイッチ。こちらも器はフランスのアンティーク。
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料理も、器選びも、ご覧のように私がやっているのは一般家庭レベルのこと。だから、人から見たら「ときめく」というほどのことではないかもしれませんが、とくにステイホームが日常化したいま、普通の生活のありがたみを実感するようになりました。

旬の食材で簡単なおかずを作って、好きな器に盛り付けたら、冷蔵庫からキンキンに冷えたビールを取り出します。そして、今日一日の出来事をとりとめもなく報告しあいながら、夫婦で晩酌のひとときを過ごす。それが、52歳のいまの私の「ときめき」です。

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