本好きさんの愛情と思い入れが詰まっているのが本棚。作家でありクウネル・サロンのプレミアムメンバーでもある甘糟りり子さんの本棚とは?
甘糟りり子さん
1964年生まれ。鎌倉市に暮らす。クウネル世代にも懐かしい ’80年 代バブルの記憶を綴った近著『バブル、盆に返らず』(光文社)が話題に。
甘糟さんの仕事部屋でひと際目を引くのは、斜めの仕切りが特徴的な本棚。「元々は本棚ではなかったと思いますが、あまりにも多くの本が家の至る所にあるので、置き方で少しでも変化をつけられたら」と、 地元の古道具屋〈そうすけ〉で購入したそう。築年を超す日本家屋に、趣のある中古家具がなじみます。
「この狭い書庫にいるととても落ち着くし、読書や書くことにも集中できるんです。だからここをもっと活用しようと、読んでみたい父の本を残しつ つ、整理している最中です。父とはもっと本の話をしたかったなあと今にな って後悔しています。そんなことを思いながら、父の遺した本をめくったり、 小説の構想を練ったり、書庫で過ごす時間を楽しんでいます」
甘糟さんお気に入りの3冊。
写真 横山泰介/取材・文 黒澤弥生/再編集 久保田千晴
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