パリの素敵なインテリア。インテリアデザイナーがリノベイトした心地よい一軒家。

アンヌ・ジェイスドーファーさんの部屋1

暮らしの変化でたどり着いた、フランス人の部屋。日々暮らす家との出会いや、たどり着いた理由は人それぞれです。心地よい空間にしようと、センスを発揮し、時に手も加えるパリのマダムのリアルな部屋をご紹介します。

モンマルトルの静かな通りに面し た庭付きの一軒家。インテリアデザイナーのアンヌ・ジェイスドーフ ァーさんがこの家を見つけた時、そこ は廃墟のような状態だったそうです。

「ひどい有様でしたが、庭もあるし、 興味が湧いたので調べたところ、競売にかけられていたんです。半額とまではいきませんが、かなり安く手に入れられました。でも不法占拠の住人がいたり、落ち着くまでにはかなりの時間がかかりました」

床も腐っている状態だったので大改装が必要でした。その間、家族は友達 の家を間借りしたり、工事で完成した唯一の部屋に肩寄せあって暮らしたり。

「我が家は4年に一度、そんな状態で引っ越しをしていましたが、毎回、前の状態よりいい家にリノベイトして、 好条件で売却するのを繰り返していたので、少しずつ理想の家に住めるようになったんです。ここはかなり理想に近い家になったので、当分引っ越しはしないと思います」

庭と最上階のテラスがお気に入り。決して高級家具に囲まれた暮らしではないけれど、アンヌさんがインテリアデザイナーの手腕を発揮して、色使いが絶妙な空間に作り上げています。

「4階建てで階段が想像より大変ですが、もうこれ以上の家は見つからないかもしれません」

3階にあるリビングスペース。壁のペンキの色に合わせて、ソファや椅子の布を張り替えて、カラーコーディネートしている

「ボロボロだった家の中で唯一残せたのが、この階段です」。リビングと同じブルーカラーにペイントした。

1階にあるダイニングスペース。「柄のタイルとペイントした色が気に入っています。格子のドアを開放すると庭に出られるので、友人たちにも人気の部屋」

4階のルーフトップテラスからは、エッフェル塔などパリが一望できる。グリーンをたくさんあしらい、白い家具を置いて気持ちいいスペースに。

約20㎡ある庭。ガーデニングは夫が担当。天気が いい日は友人や近所に住んでいる家族が集まる。「パ リ市内でこれだけの庭を持つ家はなかなかないと思い ます。本当にこの家に出合えてラッキーです」

2階にある夫婦の寝室。3階のリビングスペースと同じブルーに、ベッドカバーや枕、棚の色も合わせる徹底ぶり。

ベッドルームからつながっているバスルーム。黒を印象的に使いながらも、窓もあり、圧迫感のないデザインにまとめている。

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