大川雅子さんの代表菓子・スペシャリテ/レシピ編。【バナナブレッド】30年以上作り続けるシンプルだけど奥深い味。

大川雅子 ケーキ

大切に作り続け、その作り手の代名詞ともいえるメニュー、それが「スペシャリテ」。大川さんにとっての「スペシャリテ」は30年以上も昔に出会った懐かしのバナナブレッドでした。今回はそのバナナブレッドのレシピを紹介していきます。レシピ誕生のストーリーを紹介する物語編と併せてお楽しみください。

▼物語編 ▼
【バナナブレッド】若き日に出会った大切な味。

バナナブレッド

大川雅子
ケーキ

材料 (19.5×8.5 ㎝のパウンド型1台分)

バナナ(完熟)…200g(皮をむいて)
バター(食塩不使用)…70g
卵(L 玉)…2個
グラニュー糖…100g
薄力粉…150g
ベーキングパウダー…小さじ2
くるみ(ローストしたもの)…50g ラムレーズン…50g

下準備

・バターは室温に戻す
・A を合わせてふるう
・型にオーブンペーパーを敷く
・オーブンを 180℃に予熱する

大川雅子 ケーキ
あれやこれやと試した結果、バナナ以外の材料はいまはこれだけ。
焼き型に紙を敷き込むのが苦手という人も多いけれど、発想の転換。外側から箱包みの要領でぴっちりと包み、中に入れれば簡単。胸元で押さえるようにするとずれることなく上手に包める。
「 1回目に加える粉は容赦なく混ぜて、2回目は深追いせずあっ さりと、3回目の粉を加えたら、つやが出るまでしっかり混ぜて」。 ボウルの底に粉が残っていることも多いので、時々、生地を大きく 返してチェックする。
型に生地を入れたら、ヘラで中央に線を入れる。「おいしく焼ける、おまじないみたいなものね」
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作り方

1)大きめのボウルにバターを入れ、ホイッパーでほぐす。砂糖を加えてよく混ぜ、ときほぐした卵を少量ずつ加えて混ぜ合わせる。

2)1にバナナを加えてホイッパーで 崩しながら全体を混ぜ、A の粉の 1/3 量を加えてよく混ぜる。

3)2に残りの粉の半量を加え、ゴムベラに持ち替えて軽めに混ぜ合わせる。

4)残りの粉をすべて加え、つやが出るまでしっかり混ぜ込む(ゴムベ ラで混ぜる方向と逆方向にボウル を回しながら混ぜるのがコツ)。

5) 水気をきったラムレーズンとくるみを加えて全体に混ぜ合わせ、型に入れ、180°Cのオーブンで 50〜 60 分焼く。上部の割れがきちんと乾き、こんがり焼き色がついていたら焼き上がり。好みでスライス バター(分量外)を添えていただく

大川雅子さんのスイーツがいただけるお店

『ku:nel』2018年3月号掲載

写真 加藤新作  / 取材・文 福山雅美 / 編集 鈴木麻子


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