【「菜食生活」前編】参考になる!バラエティ豊かなヴィーガンの献立を披露します。

フォトグラファーの目黒智子さんが実践している、動物性原料を使わない野菜中心の食生活。仕事柄、外での食事は特にこだわらず、自宅での食事だけを無理なくできる範囲でという、緩いものだそうです。今回はそんな目黒さんの菜食自炊日記を、菜食との出会いとともにご紹介します。

日々健康に気をつけていたタイプではないのですが、自粛期間中にネットフリックスでドキュメンタリー『ゲームチェンジャー スポーツ栄養学の真実』を観たのがきっかけです。 単にヴィーガンというのではなく、いろいろ説明があり、やってみたらどうなるんだろうと興味が芽生えて。完璧にやろうと思うと続かないので、動物性のものを食べたくなったら食べてもいいという、緩やかな菜食生活です。

これまでは、豚肉なら生姜焼きとか、なんとなくメニューを決めてしまっていましたが、菜食生活を始めてからは 逆に料理のレパートリーも広がりました。味付けも鰹とか鶏ガラといった動物性の出汁だとわかりやすく、それなりに味も決まりますが、そこに頼りすぎていたかなと。動物性の出汁を使わないことで味付けに工夫するし、ヴィーガンのレシピ本に出ていた初めての調味料を試してみたら、『この味、意外と好き』という発見があったり。食べる食材の種類は減ったのに、新しい味との出会いで逆に料理のバリエーションが増えました。家に動物性食品を置いてないというだけで、仕事中の食事は何でもいただきますし、もし、動物性食材が食べたくなったら食べるつもりです。ただ、 今は菜食にとても興味があるし、調子がいいので続けています」

菜食自炊日記

トマトとアボカドのサラダ。焼きエリンギとオクラ。酵素玄米に具だくさんの味噌汁。

胚芽パンにヴィーガンソフトを塗り、エンドウ豆ベースのプロテインを豆乳に入れて。

にんじんとなすに大豆ミートのブロックタイプを入れて炒め物をワンプレートで。

おからパウダーを入れてとろみをつけた、芽キャベツ入りのトマトソースのパスタ。

ヴィーガンのパン屋、パンドブランのごぼうとセロリ(左)、豆腐(右)のハンバーガー。

ミックスナッツペーストにさらにナッツ類、味噌と酢を加えたソースをからめる汁なし麺。

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いちばんリピートしているのは餃子。
「大豆ミートの挽肉タイプを白菜などと半日つけ込むと味がしみ込み、豚肉と遜色なくてジューシーに。しかもさっぱりしています」

なすとピーマンと大豆ミートのペペロンチーノ風パスタ。紫キャベツのマリネを添えて。

柿と春菊の白和え。こだわりやの〈豆腐の唐 揚げ〉とオクラの梅肉和え。キノコの味噌汁。

大豆ミートのブロックに味をしみ込ませた唐揚げ。ジューシーなコクでおいしく満足感も。

スパイスから作ったカレー。大豆ミートと野菜の素揚げ、にんじんのマリネを添えて。

ほうれん草、赤ビーツ、竹炭などで色づけした、アリサンの刀削麺をピーナッツソースで。

松茸のホイル焼き。もずくの天ぷらとカボチャの素揚げ。松茸とゆず豆腐のすまし汁。

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しいたけと昆布出汁はポットで常備。
「使うのは主にしいたけと昆布出汁ですが、何も使わなくても、素材そのもののもつ味だけで十分おいしいということも実感しました」。

『ku:nel』2020年11月号連載

写真 目黒智子 / 取材・文 黒澤弥生

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