【松永加奈のフランス便り39】”花の都”パリで、春のお花屋さんパトロール。

松永加奈 花

在パリ6年目の<クウネル・サロン>プレミアムメンバーの松永加奈さんのパリレポート。今回のテーマは、パリのお花屋さん。花を贈り合う習慣が日常的なフランスでは、お花屋さんも街のいたるところに。春は淡い色合いの花たちで、店先が華やいでいるようです。

“花の都”と称されるパリ。公園や街路の花壇、バルコニーに並ぶプランター、ブーケを抱えて歩く人々…と、街はいつも花で彩られています。

左手に写るお店専用の配達用自転車(手前)と自動車(奥)。フランスはギフトでブーケを贈ることが多く配達は大活躍。パリ郊外から定期的にブーケを届けてくれるフルリストさんも。

マルシェには1年を通してお花屋さんが出店。定番から季節ものまでどっさりと並んでいます。奥には作業台も設置。

マダムがじーっと品定め中…。花の後ろにある、あちこち向いた鳥の巣箱も売り物です。

歩道にも所狭しと並べられた鉢植えや切り花。このお店以外にも同じ通り(商店街)には5軒のお花屋さんが!多い!

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ただいまフランスは3回目のロックダウン中で、デパートやブティックは閉店中。でも、スーパーや食材店と同じく、お花屋さんも「生活必需品店」としてオープンが許可されていて、普段使いからプレゼント用のブーケまで、どのお店も花を買い求める人で賑わっています。パリのお花屋さんというと、なんとなく「スタイリッシュでおしゃれなイメージ」があるかもしれませんが、アーティスティックな空間だったり、「お花のスーパー」のように庶民的だったり、お店の数が多いぶん、その雰囲気もさまざまです。

やはり春といえばチューリップ。毎年この愛らしい姿が店頭に現れると「やっと長い冬が終わるー」と一気にテンションが上がります!

店先を埋め尽くすあじさい。実はあじさいがフランスでこんなに愛されているとは知りませんでした。もりもりとボリューミーな感じが好まれるのかな?

「Hotel HOY」の一角に展開している友人のお花屋さん@lesintimes。壁にはアーティスティックなドライフラワーが。フランス人はドライも大好き。

センスの良いセレクトはもちろん、季節の花がいきいき、のびのびしている感じが伝わってくるのも私のお花屋さん選びの基準です@lesintimes

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@lesintimes

さて、春になり、お花屋さんは一層華やいできました。現在(4月中旬)は色とりどりのチューリップが目を引く季節。ラナンキュラスやシャクヤクも並び始め、可憐で繊細な花びらを眺めてはうっとり…。また、早くもあじさいの鉢植えが登場。その様子を目にすると、ちょっと日本を思い出します。そういえば、この時期にお花屋さんの店先で見かけるのが、背の高い桜の枝。「フランスで桜を飾る」というイメージがなかったので少し驚いたのですが、桜や梅、リンゴの枝(花)は「春の訪れを告げる花」として好まれているのだそう。天井高のフランスの部屋に、しゅっと伸びた枝のある光景は、確かに映える気がします。

パリに来てから手土産でブーケをもらったりあげたりする機会が増え、花を飾ることが日常になりました。切り花はお値段も買いやすく、お店にもよりますが、例えばチューリップやガーベラは10本で1500円ほど、ブーケ(下4枚目写真)は3500円くらいです。自分で素敵に束ねられたらベストなのですが、いつまでたっても私には難しく…。これからも、センスあるプロの方々におまかせすることにします。

早春からちょこちょこと目立ち始める桜の枝。初めてパリで見たときは意外過ぎて、何度も近づいた挙句「桜ですか?」と確認してしまいました。

こちらの店内にもワイルドな桜の枝が。これがあるだけで、ぐっとオリエンタルな雰囲気になるから不思議です。

先日、友人から手土産にいただいたブーケが素敵だったので、そのお店へ。店内のどこを切り取ってもアートのような独特な空気感に素敵すぎてため息。

普段買うのとは対極の、絵本に出てきそうな、完全にアートに振り切ったブーケを作ってもらいました。「うわー」と毎日眺めてはにやにや。

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