自分に、家族にお弁当を作っているという方へ、朝の15分で作れるお弁当の作り方をご紹介。人気料理家のワタナベマキさんの作り置きを活用したお弁当レシピ第2弾です。(第1弾はこちら)
【鰆の味噌漬け弁当】
今日は旬の鰆の味噌漬けを。ゆでて下味をつけた卵の黄色が鮮やか。
ごはんは五穀米にして、食べ応えのあるお弁当に。
■おかず1■
魚の味噌漬けと椎茸の山椒焼き
材料(1 人分)
魚の味噌漬け★… 1切れ
椎茸… 1、2枚
ごま油… 少々
粉山椒…小さじ1
作り方
1)椎茸はいしづきをとり4~6等分に切る。
2)ごま油をフライパンにいれ弱火にかける。
3) 魚は軽く味噌をぬぐい、2 にいれて焼き目をつける。
4)裏返しし、 1 を加え、蓋をして約4分蒸し焼きにする。火を弱めの中火にし、焦がさないように水分を飛ばし、 粉山椒をふる。
★魚の味噌漬けの作り方
たいていの魚の切り身は味噌漬けにすると、おいしい上に長持ちします。白味噌はやや焦げやすいので用心を。最後に粉山椒をふって、大人の味に仕上げます。
材料(作りやすい分量)
鰆、鮭、鯛、鯖、鱸などの切り身…2切れ
A
信州味噌…大さじ2
酒、みりん…各大さじ1
しょうゆ…小さじ1
作り方
1 )魚は表面の水分をペーパーでふく。
2 )Aをよく混ぜ、 1 に塗るようにして漬ける。
※冷蔵庫で約4日間保存可能。
■おかず2■浸し豆と大根の赤じそ和え
材料(作りやすい分量)
浸し豆★… 大さじ2
大根… 70g
赤じそのふりかけ… 小さじ2/3
塩… 小さじ1/5
作り方
1)大根は皮をむき2㎜厚の半月切りにし、塩を加えしんなりするまで5分おき、出てきた水分をぎゅっと絞る。
2) 1 に汁気を切った豆、赤じそのふりかけを加え和える。
★浸し豆の作り方
使ったのは山形県特産の青大豆「秘伝豆」。大粒で味が深いのが特長です。このままお弁当に詰めてもいいけれど、大根と赤じそで栄養バランスも風味もアップ。
材料(作りやすい分量)
青大豆…100g
だし汁…300㎖
酒…50㎖
塩…小さじ2/3
作り方
1)青大豆はかぶるくらいの水に一晩つけて戻し、水気を
切る。
2)1 、だし汁、酒を鍋にいれ中火にかけ煮立ったらアク
をとり、塩を加え弱めの中火で約20~30分好みの固さになるまで煮る。(少し固めに煮るのがおすすめ)
※冷蔵庫で約5日間保存可能。
ワタナベマキ/わたなべまき
料理研究家●デザイナーを経て、料理の道へ。テレビ、雑誌
など多方面で活躍。近著に『まずは塩しましょう。』(KADOKAWA)。塩の力で食材を保存し、よりおいしく食べる知恵が満載です。
ku:nel 2020年5月号掲載
写真 公文美和 / 取材・文 船山直子