フランス女性の「人生で大切なこと」譲り受けたり、出会ったもの。 心豊かなアンティーク生活

プロカントショップ経営

父親がイタリア人の建築家で、小さな頃から家の中にさまざまな時代や国のオブジェが並んでいたというオード・ブッタゾニさん。

「そんな環境で育ったせいか、古いものや味わいのあるものが好きになったんです。なにせ14歳の時にお小遣いで最初に購入したのが、1940年代の肘掛け椅子という、およそ少女らしくない趣味の子供でしたから」

家族から譲り受けた60年代の椅子。
家族から譲り受けた60年代の椅子。無駄のないシンプ ルなフォルムがとても気に入っている。6脚あるので、明るい窓辺で読書をしたり、いろいろな場所で活躍。
ミッドセンチュリーなインテリア。
“Coiffure( ヘア サロン)”のロゴ看板は妹からの結婚祝い。ノールのテーブルや家族か ら譲り受けた椅子でミッドセンチュリーなインテリア。
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その後、アートスクールに進み、広告やイベント用のオブジェを作るアトリエに勤務しました。しかし自転車事故で、オブジェを作る仕事ができなくなり、グラフィックデザイナーに転向。

その後、結婚した相手がメキシコ生まれのフランス人。夫から南米のあれこれを聞き、彼が生まれ育ったメキシコの手刺繍の繊細さや素材の美しさ、そして木工品の魅力に目覚めたそう。

自作のランプシェード、蝶の剥製、メキシコの火山の写真など。
リビングルームのチェストに上に、自作のランプシェード、蝶の剥製、メキシコの火山の写真など。たまにディスプレイを変えて楽しんでいる。
ライトはフランスのミッドセンチュリーのデザイン
ライトはフランスのミッドセンチュリーのデザイン。キッチンには旅の思い出の品や蚤の市で見つけた愛着のあるキッチンツールが並んでいる。
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そうしてふたりで何度もメキシコへと旅をしては、古い道具や雑貨、家具などを、買い付けてくるようになりました。

「育った環境もありますが、とにかく古い家具や雑貨との思いがけない出会いが新鮮で、長く大切に使いたいという愛が生まれます。

子供の頃の勉強机やタンス、本棚なども全部自分で色を塗り替え、布を貼ってデザインを変えたりして使っていました。そういった好きな家具や雑貨に囲まれて暮らすのが私にとっての大切なことなのです」

2021年に好きが高じてショップもオープンしました。

蚤の市で見つけた絵
蚤の市で見つけた絵はクラシックな雰囲気がお気に入 り。山で拾った鹿の角には、メキシコやモロッコで買ったエスニックなアクセサリーを。

「古いものや海外の雑貨が好きな方とコミュニケーションをとりながら、商品の魅力を伝えられるのがこの上ない喜び。宝物との一期一会の出会いを楽しみ、ものの背景にあるストーリーを継承し、伝えることがブロカントの仕事の醍醐味であり、魅力です」

写真/篠 あゆみ  コーディネート/鈴木ひろこ 文/今井 恵 再編集/久保田千晴

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