フランスにもおしゃれ難民が!?50代・60代のおしゃれな色の取り入れ方を、フランス人スタイリストがアドバイス

子供の頃から「色」が大好きだったというイザベル・トーマスさんに、マチュア世代だからこそ取り入れてほしい色を教えていただきました。気持ちが明るくなるスタイリング、ぜひ参考にしてみてください。

色をおしゃれに取り入れ、 気持ちを前向き、幸せに。

「映画の衣装製作をしていた母が、いつもカラフルな布地や柄物に囲まれて
いたのも影響していると思います。それらの布地で私のワンピースやスカー
トも縫ってくれました」

現在はパーソナルスタイリストとして活躍していますが、そこには心理学で学んだメンタルとファッションの関係もベースにあるといいます。

「フランスにも50代、60代のおしゃれ難民が多いんです。若い頃に着てい
たブランドの服が似合わなくなり、体型も変わってくるし、何を着たらいいかわからないと相談されます」

フューシャピンクのサロペットに『アンティックバティック』のマドラスチェックのブラウス。マチュア世代だからこそ着てほしいと。
『レプリードゥパリ』のオレンジのトレンチコートとメキシコのマーケットで見つけたヴィンテージバッグ
レプリードゥパリ』のオレンジのトレンチコートとメキシコのマーケットで見つけたヴィンテージバッグは色の調和がよく、合わせることが多い。
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そこでイザベル・トーマさんがアドバイスすることは、「とにかく色遊びをしてみるべき。黒=シックといわれますが、50代、60代になると、人によっては疲れて見える色なんです。

色はエネルギーを発しているので、自分の気持ちを前向きにしたいなら、もっとカラフルな調和を楽しんで取り入れる方が、着ているご本人も幸せになれると思います」

袖にかけて繊細な刺繍がある『Polina×バルザック パリ』のコラボブラウス
袖にかけて繊細な刺繍がある『Polina×バルザック パリ』のコラボブラウス。鮮やかなピンクカラーが、顔 にハッピーな血色感をもたらす。
Maria de la Ordenのキルティングジャケット
Maria de la Orden』のキルティングジャケットは、デニムにあわせてもこのインパクト。イザベルさんの白い肌を際立てるアウター。
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イザベルさんが60代に勧めるのはフューシャピンクやローズカラー。華があってフェミニンに見える色。

「身につけるだけでメイクアップ効果のように肌を一段明るく見せてくれます。お化粧を厚塗りしたときのように老けた印象にも見えません」

ブルーとイエローのアクセサリー
ヴィンテージアイテムを集めていたら、いつのまにかブルーとイエローが多くなった。どちらも色が寂しい時のスタイリングに活躍する。
Lise Lindvigのイエロー×ブラックのショートブーツLise Lindvigのイエロー×ブラックのショートブーツ
Lise Lindvig』のイエロー×ブラックのショートブーツは、数年前にヴィンテージショップで購入。スタイリングの鍵になるアイテム。
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さらに疲れて見える黒の代わりにはインディゴブルー。リゾートの強い日射しの中ではいいけれど、街中では硬く見える白の代わりにはオフホワイトやクリーム色を勧めてくれました。

「髪型や体形などもあるので一言ではいえませんが、誰しも必ず似合う色が あります。多くの女性が色がある服で幸せになることを願っています」

写真/篠あゆみ コーディネート/鈴木ひろこ 文/今井恵 再編集/久保田千晴

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