やりたいことを書き出すだけで前向きになる効用が。60代エッセイストの「人生の最後までにやりたい10のこと」

青木美詠子さん10のこと

整理収納アドバイザーでエッセイストの青木美詠子さんが「もっとラクに生きるには?」と綴るエッセイ。今回は、“やらなければいけない”ではなく、考えるだけでワクワクするという「やりたい10のこと」について。

楽しいことだけ、実現はどうでもいい「やってみたいことリスト」

「人生の最後までにやりたい10のこと」を考えてみました。実は8年程前には、そういう本を読み、同じ「100のこと」を書いてみたこともあります。

「多くは書けなかったなあ」と思い出しつつ、パソコンの中を探すと、やはり30個程。小さなこともひねり出せば、増えるのでしょうが。

そして驚いたのは、強く叶えたい、野望にも思えることが書いてあったこと。「おお、こんなだったか」と過去の自分にびっくりしました。その中には「自宅セミナーをやる」とか、叶ったものもありましたが。

私はこれまでの人生で、願いを叶えるために「アファメーション」(※編集部注:ポジティブな言葉を繰り返し唱えることで、なりたい自分や目標を達成した状態を意識的に作り出す「肯定的な自己宣言」や「自己暗示」の手法)など、いろんな方法を試したあげく、近年は本当に叶えたいことを強く願うのをやめました。「願ってるのに叶わない状態」から、自分で抜け出したのです。

そうしたら軽くなったのか、ひょんなことが叶うこともあり、私にはこっちが合っているようでした。それで、願いは軽く持つように意識したのです。

なので、今回の「10のこと」も重い願望はなしです。そしてやらなくてはいけない終活とかは抜きにし、楽しいことだけ書こうと思いました。実現はどちらでもいい、やってみたいこと。それを考えるのは単純にワクワクします。

「考えるだけでワクワクする」というのは、自分の中で実証ずみです。ある夜、「仕事が一段落したから、明日公園に行こう」と思って、かなり楽しかったのですが、翌朝は雨で行けませんでした。でも昨日ワクワクした時間は確かに存在したのです。だから、人生にそんな時間が増えたほうがいいんじゃないか、と思うようになりました。

さて、考えてみた「10のこと」。

書く時のルールは何もなく、ただ頭に思いつくものを並べていきました。10でなくても、8でも15でも何でもいいと思います。

青木美詠子さん10のこと

1_ポルトガルか、ハワイか、オーストラリアに夫と行く。
ふたりで行った大好きな国なので、もう一度行きたいです。

2_スノーボードの体験。
これまで一度も雪山でスキーとかしたことがないと気づきました。運動神経には少し自信があるので、スノボをやってみたいなと。でも、年が年だけに骨折も怖いですが。近くの屋内型スキー場で滑りを体験するくらいで十分。

3_再びバックパッカーに。
20代では何度も体験。ひとりで1ヶ月、インド、ネパール、中国などに行ったこともあります。ユースホステルも懐かしく、他の国の旅人と喋るのも好き。体力に自信はないけど、小規模にできたら。

4_スキマバイトをしてみる。
大学生の頃、いろんなバイトをして楽しかった思い出があるので。また今とは大きく違う経験もしてみたくて。りんごの収穫とかも興味あり。

5_編み物と縫い物。
50代で初めて習った編み物、昔からできる簡単ミシンの時間を増やしたいです。無心になれるし、身の回りのものをつくって節約にも。

6_発声練習か、合唱。
歌うのが好きなのでYouTubeででも、うまく声が出せることを学べたら。合唱サークルに入れるかは、人見知りなので不明。

7_スポーツはなるべく最後までやりたい。
今、テニススクールは3年弱続き、楽しいです。将来、走り回れなくなった時に備えて卓球(少し習った)も考えていたり、新しいスポーツ「ピックルボール」にも興味が。

8_料理は最後までやりたい。
茹でたり、焼いたりの簡単なものでも、できるだけ自分でつくりたいです。そのほうがおいしいし。夫と食事を楽しみたいです。

9_友達と喋ってよく笑う。
人と話して笑ったりするのが、やはり健康にも人生にもいいと思うので。友達を大切にしていきたいです。

10_短い言葉の本、落ち込みを減らす本。
誰か、私と同じような人を勇気づける本が、また出たらいいなと。でも、そうじゃなくても、ただ自分で発信していけばいいだけか。

青木美詠子さん10のこと

なかなか続きが編めない編み物。時間の使い方がうまくないからだな。

青木美詠子さん10のこと

自分のテニスラケット。中高とバレー部だったからか、やはり走って球を拾うのが好き。

特に見返したりせず、放っておくのがちょうどいい。

書き終わったら、私はこういうことを大事にしていきたいんだなと再認識することができました。でも絶対に叶えないといけないものではないので、特に見返したりもせず、ほうっておくと思います。

でも、いったん頭の中にカチッと認識され、その楽しい方向に向かおうという意識が薄く保たれる気もしています。楽しいことがいろいろ待っていると思えたほうが、毎日にもハリが出ますよね。

また年齢とともに「この項目はもういいかな」とか、変わっていくものだと思うので、何度でも気楽に書いてみては。「できなかった」とか反省は全然せず(しょうがないです)、また新たにやってみたいことだけを書くのは、ただ気持ちがワクワクします。

同じことを何度も書くものは、本当にやりたいんだなとわかるでしょう。ずっと心に残って、その後の人生を変えるものもあるかもしれません。

aokimi’s memo

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青木美詠子

1963年生まれ。整理収納アドバイザーの資格をもち、不定期にさまざまな自宅セミナーを開催。個人へのお片付けサービスも行う。著書に『あおきみさんち、家を買う。』(マイナビ出版)など。長年実践する「冷えとり」に関する著書も。
https://www.aokimi.com/
Instagram:@aokimieko1616

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