65歳フォトグラファーのパリの家。日本の仕事をリセットしてパリに根を下ろすまで【パリに暮らす日本人マダムvol.3】

住まいは温かな日差しが注ぐおしゃれなアパルトマン。窓からは街路樹の緑が望める絶好の環境。壁には敬愛するフィリップ・ワイズベッカーの作品がセンスよく飾られている。1脚ずつ買い足した椅子やキャビネットなど、家具とは古い付き合い。

ベッドルームも朝から気持ちよい光が差し込むお気に入りの場所。

旅先や蚤の市、ギャラリーなどで購入したオブジェや小物をコーナーに。

師匠の山本さんをお手本に自作したドライフルーツは、かんきつを乾燥するまで放置するだけのお手軽なものだけど、飾るととっても絵になる。

形が好きでついついコレクションしてしまう水差しはオブジェにも。散らかりがちな布類はおしゃれなかごに収納。

出番の少ないアクセサリーや小物も仕舞い込まずに素敵にディスプレイ。

17年前、友人の旦那さんの実家で生まれて、すぐに引き取ったチグルが暮らしの中心に。高齢になったチグルと過ごす時間を大切にしている。出張で家を空けたり、長い闘病生活中も友人たちが預かってくれて、今ではみんなのアイドル的存在に。

散歩が日課のようになっている篠さん。自宅付近にも街路樹があり、どこを切り取っても絵になる。コーディネートはリゼッタのリネンワンピー スにステラマッカートニーのパンツ、A.P.C.のサンダルを合わせて。

多摩美術大学卒業後、スタイリストとして活躍。1999年の渡仏をきっかけにフォトグラファーに転身した篠あゆみさん。長いパリ生活で培った自分流の賢い暮らし方について ...[続きを読む]

撮影/篠あゆみ、YOLLIKO SAITO、 編集・執筆/ 岩越千帆(smile editors)

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