思春期の子をもつ家庭を「寮」のように捉えると【卒母のためにやってみた50のことvol.3】
「いつまで『母』を続けるのだろう?」。中学校、高校、と子どもが年を重ね、思春期を迎えるころ。母としての気力や体力は、かつてに比べてパワー不足だと感じることはありませんか?そんな疑問に向き合い、学び、「卒母(そつはは)」という新しい考え方を打ち出したグラフィックデザイナー・田中千絵さんの著書から、実行してみたい4つの考え方をシェアします。「母の手作り」信仰から解放されない?【卒母のためにやってみた50のことvol.3】に続き、連載第三回目です。
※本企画は、田中千絵さんの手描きで構成された『卒母のためにやってみた50のこと』(大和書房)からシリーズ4回でご紹介します。
自分の「やりすぎ」を手放していこう
昭和、平成、令和と時代は変わり、昭和生まれのわたしがすり込まれてきた社会の常識の数々がアップデートされてきています。それなのに家庭のシステムは、アップデートされていない部分が多々。
わたしは自分の「やりすぎ」を手放していくために、家事シェアの段取りから自分の時間の作り方まで、一つひとつを見直していきました。スムーズに行くことも、行かないことも、いまだ調整中なこともいっぱいありますが、一連のアクションによって、家族の気持ちをあらためて知るきっかけになったり、子どもが持っている力を感じ取ることができたり、わたしに対する家族の思いやりをあらためて受け取れたり。さまざまな作用が生まれているところです。
卒母とは?
「母の役割」を捉え直してみよう、と自分の一日を可視化したり、家族の現在地を確認する作業を行った著者・田中さん。そこで見てきたこととは?
#提言3_家庭を「寮」のように捉えてみると…
PROFILE
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卒母のためにやってみた50のこと~がんばる母さんやめました
母親の役割をとらえ直し、家族それぞれの自立を目指し、母が自分軸で生きるために。あたらしい家族のためにやってみた50のアイデア。やわらかい絵と文で綴るイラストブック。
『卒母のためにやってみた50のこと~がんばる母さんやめました』(大和書房)
240P 1,760円
出版社HP