おこもりのお供に、鮮やかな暮らしのエッセイを。作家・甘糟りり子さんが丁寧に綴った鎌倉の家の思い出。

鎌倉の家

風情ある古い日本家屋で育った甘糟りり子さんが、鎌倉の魅力を鮮やかに描き出すエッセイを紹介します。

鎌倉の古い日本家屋で育った甘糟りり子さんが、思い出を紐解き、家のこと、暮らしのことをていねいに綴ったエッセイ『鎌倉の家』。
編集者であった亡きお父様との思い出や、エッセイストで摘み草料理家でもあるお母様から受け取った、暮らしの工夫や四季の気づき、そして築90年の趣深い家の「個性」と向き合い、会話するように暮らしを紡ぐ様子……。それらが、生き生きと丹念に描かれています。

「まさか自分の家族や家のことを書く日がくるとは?と、本の主題が決まった時に思いました。特にドラマチックでもない家のことを読んでおもしろいかなあ?と、最初は思いました。でも、書いて良かった。どんな家族にもドラマはあり、物語はあるものなんですね」

 「写真を撮るかわりに、文章として残したつもり」という甘糟さん。暮らしの美しい描写や、家族や自然へのあたたかな眼差しは、どんな写真より雄弁で、心動かされます。

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甘糟りり子

1964年生まれ。幼少より草花に囲まれた鎌倉の家に暮らす。『産まなくても、産めなくても』、『産む、産まない、産めない』(ともに講談社文庫)など、出産にまつわる物語が多くの女性の支持を得ている。『鎌倉の家』(河出書房新社)や『鎌倉だから、おいしい。』(集英社)などでは、鎌倉での暮らしの魅力と愛情を綴っている。その他著書として『バブル、盆に返らず』(光文社)も。
Instagram:@ririkong

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