部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいくリレー連載の三回目。森慶子さんからのご紹介でご登場いただくのは、洗練された大人の女性から絶大な人気を誇るセレクトショップ『OCAILLE(オカイユ)』のオーナー・恩田登喜枝さんです。
登喜枝さん・暮らしのルール
1)自分が気に入ったものだけを集める
2)食事の時間を大切に(作ってくれる夫に感謝)
服、バッグ、靴、アクセサリー、雑貨など、さまざまなアイテムが、オーナーの恩田さんのセンスで集められている『オカイユ』。 ヴィンテージのもの、新しいもの、そのどれもが心地よく調和しながら、お店の世界観をつくりあげています。
その審美眼は、恩田さんの自宅でも大いに発揮されているようです。
「日常的に使うものは、なるべく妥協せず選びたいと思っています。好みのデザインで、部屋の雰囲気にも合って、機能も備わっているようなものであれば、気分が良くなることはもちろん、手入れして長く使えますし、自然と部屋を整えたいという気持ちにもさせてくれますから。でも、これってなかなか難しいですよね。簡単には見つかりませんが、とりあえず……と、間に合わせでなにかを買うのであれば、見つかるまで、手持ちのものを工夫して使うように心掛けています。少しくらい不便も、楽しむくらいのゆとりを持ちたいですね」
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peofile
恩田登喜枝 / おんだときえ。東京・神宮前のセレクトショップ『OCAILLE』オーナー。アパレルメーカーにて、プレスやバイヤーを経験した後、2002年9月に『OCAILLE』をオープン。ヨーロッパを中心に、現在のデザイナーのブランドとさまざまな年代のヴィンテージの服や小物をセレクトして扱う(2021年9月中旬、南青山へ移転し、リニューアルオープン予定)。趣味は、一年間のオンライン英語講座を経て、先生に勧められたNHKのアニメーション『リトル・チャロ』をリスニング学習用に鑑賞すること(ストーリーが楽しくて継続中)。
登喜枝さんがバトンを渡すのは、独自のタッチが印象的なイラストレーター「mitsou」さんこと、奥村麻利子さん。旦那さまはアパレルブランド『chiclin』のディレクターでもあります。どうぞお楽しみに!(次回は8月末日頃公開予定)