思い立ってクローゼットを整理。家具を貸し出すナイスアイディアでさらに風通しよく! 【広瀬裕子さんのひとり住まい】

広瀬裕子さん リビング

60代になり、暮らしやライフスタイル、生き方も次のステージへと歩み始めた広瀬裕子さん。最近はひとりで過ごす時間がとても心地よいと話します。ひとりだからこその大人の愉しみを綴る連載、今回はミニマリストらしい広瀬さんの住まいの整え方について。

クローゼットも「すきな風景」に

広瀬裕子さん クローゼット

クローゼットの上下二段に入れていたYチェアがなくなり余白が広がったクローゼット。その理由は最後に

ふと思い立ち、住まいの整理をはじめることがあります。クローゼットのなかを整えたり、物を移動したり、ときには、家具を動かし、レイアウト変更をすることもあります。「思い立ったとき」なので、それが早朝であったり、夜であったり。「何もこんな時間に」と思うこともありますが、整った風景を想像すると、たのしくてやめられません。

いまの収納は「入れやすく・出しやすい」が基本です。そうしないと、仕舞ったまま忘れてしまうからです。次に大事にしているのが「クローゼットをあけたときの気持ちよさ」。

広瀬裕子さん クローゼット

玄関脇のクローゼットには書類や食品ストックを。中の入れ替えをしたら一段空きました

いまの住まいは、室内に何かを飾るということをしていないため、その分、クローゼットをあけたとき「すきな風景」にしています。色を絞り、気に入ったものが目に入るように。また、余白を多めにとり「何がどこにあるか」もすぐわかるようにしています。探しもののストレスは皆無です。

広瀬裕子さん 冷蔵庫

冷蔵庫内も思い立ったとき整理します

家も暮らしもどんどん自分らしく

この、急な物の移動や場所の入れ替え、レイアウト変更は、ひとりだからやりやすいと思っています。何がどこにあるかもそうですが、そういったことはそこで暮らす人たちの共通認識が必要になります。よかれと思い動かしたことが「ない」とちいさなトラブルになることも。

「片づけの具合」「どう置くか」「整理の方法」などの感覚は親しいあいだでも個人差があるため、自分ひとりで決められないことがよくあります。

でも、いま、わたしはひとり暮らし。自由にできます。朝でも。夜でも。使う使わないの判断も自分で決められます。(その状況がいいかどうかはわかりませんが)そうしていくことで、わたしにとって家も暮らしも、どんどん、自分らしくなっていきます。「わたし」=「住まい」です。

2脚のイスを友人にレンタル

広瀬裕子さん クローゼット

Yチェアをレンタルに出したのでクローゼット内にあるイスはセブンチェア2脚になりました

広瀬裕子さん Yチェア

レンタルにだしたのはセブンチェアの隣のクローゼットに収納していたこちらのYチェア
写真/加藤新作

この夏、クローゼットに置いてあった2脚のイスを友人のお子さんにレンタルしてもらいました。10代の姉妹、それぞれに1脚ずつです。

理由はふたつ。クローゼットに置いたままにしているより使ってもらったほうがいいこと。もうひとつは、若いうちにいいと言われる家具を知ってほしいこと。そのふたつを叶えるのが、レンタルでした。

もし、わたしが何かの折、再びそのイスが必要になることがあれば戻してもらうことにしています。そのルールならば、貸し借りのお互いのハードルも下がります。それまではキズなど気にせず自由に使ってもらえたら。

そのレンタルも、ある日、ふと思いついたことでした。わたしが決めれば、あとは、受け渡しだけ。あっという間にクローゼットからイスがなくなりました。

イスを置いていた場所は、いま、がらんとしています。さらに風通しよくなりました。

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広瀬裕子のポートレート

広瀬裕子

東京、葉山、鎌倉、瀬戸内を経て、現在は東京在住。執筆の傍ら空間ディレクションにも携わる。著書に『60歳からあたらしい私』(扶桑社)、新刊『50代からのグレイヘア』(PHP研究所)。NHK文化センター青山教室:大人の学び ─ 学びから広がる暮らし ─で講師を務める。Instagram:@yukohirose19

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