モデルの青木沙織里さんを中心に、クウネル世代の仲間たちが集まり「おばさん」ならではのキャンプを楽しむ『おばキャン』。その楽しそうな様子は、こちらの記事でもご紹介させていただきました。
さらなる仲間が加わりパワーアップした『おばキャン』が秋フェス!?を開催するとの噂を聞きつけその模様を密着取材。キャンプを楽しむアイディアが満載のレポートを、前編・後編の2回に分けてお届けします。
青木沙織里/あおきさをり
雑誌やCMなどで幅広く活躍中。陶芸、バッグ制作、バレボール、畑仕事など趣味も多彩。『おばキャン』の様子を動画で綴ったYouTube『おばキャンはじめました』にも参加。今回の『おばキャン』秋フェスの動画も近日公開予定です。
朝晩は冷え込む秋キャンプ、寒さ対策は万全に
今回青木さんの呼びかけで集まったのは、元祖『おばキャン』メンバー(モデル仲間のもりくぼまゆみさん、中村りんさん、浜崎ひろ子さん、さくらさん)に加え、キャンプ初体験というアパレルディレクターの倉元京子さん、歯科医師の久世恵さん、アウトドアブランド『スノーピーク』に勤務するベテランキャンパー小野悠子さんの総勢8名。
選んだキャンプ場は人気の「西湖キャンプビレッジ・ノーム」。10月末のキャンプとあって、キャンプメンバーのライングループでは、寒さ対策のための持ち物情報が行き交います。
「寝袋の下に敷くマットがない人いる?」「モバイルバッテリー付きの電熱寝袋があるよ!」と連絡を取り合い、テントや持ち物の割り振りもテキパキ。
ムードメーカーのもりくぼさんがガールスカウトさながらの「旅のしおり」を作成、会計係のさくらさんが参加費の見積もりを出したりと、役割分担もスムーズです。
今回は2つのテントに2班に分かれて宿泊。テントの前にはタープを張ってみんながリビング的にくつろげるスペースも確保。焚き火とベテランキャンパーゆうこさんが用意したストーブのおかげで寒さに凍えることなく快適に過ごすことができました。気になるテントの割り振りはどのように決めたのでしょうか。
「トイレが近いメンバーは、テントの中に簡易トイレを設置。トイレ近い組とぐっすり眠りたい組の2組に分けました。トイレを基準にチーム分けなんて『おばキャン』ならではですよね(笑)」と青木さん。
旅のメインイベントは焚き火を囲んで踊るマイム・マイム
以前『おばキャン』の取材をした際に、キャンプの魅力は「焚き火」と語っていたメンバー。8名で開催した秋フェスのメインイベントは、焚き火を囲んでみんなで踊るマイム・マイム。
「マイム・マイムを踊るのは小学生の時以来。振り付けを覚えていなくてみんなバラバラでしたが、とにかく楽しくて笑いっぱなしでした。五十肩で肩が上がらないメンバーが数人いたり(笑)。勢いで盆踊りも踊ったのですが、不思議と体が覚えていましたね。最後はマツケンサンバで締めました!自然の中で炎を囲むと不思議な高揚感があって大盛り上がり。恒例イベントにしたいです(笑)」
朝は6時に起床して湖を眺めながらラジオ体操。朝食後はコーヒーを飲みながらゆっくりトークタイム。当初はテントを張るにも3時間近くかかり筋肉痛でヘトヘト。クリスマスキャンプで氷点下で凍えそうになったり、暴風雨でテントが吹き飛ばされそうになったりと様々なトラブルに見舞われてきたアウトドア初心者のメンバーも、回数を重ねるごとにキャンプを楽しむ余裕が出てきました。
「普段はそれぞれ仕事や育児、介護などで忙しい毎日を送っていますが、キャンプ場にくると、日常からぽんと離れられる。家や仕事を思い出すことなく仲間と大自然に没頭できるのがキャンプの醍醐味ですね」と語る青木さん。
後編では『おばキャン』ならではの本格的なキャンプご飯、防寒ファッションをご紹介しますのでお楽しみに!
取材・文/吾妻枝里子