部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいくリレー連載。前回の落合恵さんのバトンを受けてご登場いただくのは、イラストレーターの杉浦さやかさんです。
杉浦さん・暮らしのルール
1)四季を感じるゆとりを持つ
2)早寝早起きをする
3)部屋に緑と花を絶やさない
日々の暮らしや旅、子育てまで、身近な出来事をイラストとエッセイで綴り、数多くの著作を持つイラストレーターの杉浦さやかさん。仕事は座りっぱなしのため、毎日決まったルーティンがあるそう。
「4時に起きて21、22時には就寝。早朝は自分一人きりで、ヨガをしたり部屋を整えたり、元気に1日を過ごすための大切な時間です。小学生の娘が起きたら、一緒に足湯。娘の登校と一緒に家を出て、40分ほどウォーキングをします。近隣の草木を眺め、季節を見つけながら歩くのが楽しいです。締め切りが重なると、一歩も外に出ない日も出てくるので、部屋のあちこちに観葉植物や庭の草花を切って飾り、常に緑や花を感じていたいです」
お彼岸にはおはぎ、ハロウィンにはお菓子のラッピングや飾りつけをするなど、忙しい日々のなかでも季節の行事はできるだけ楽しみたいという杉浦さん。
「忙しいときは無理をせずスルーすることもありますが、季節の行事に合わせて小さな手づくりをしたり、お祝いする心の余裕があるときが一番幸せ。ちょっとした工作や手づくりをする余裕がある暮らしを大切にしたいです」
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profile
杉浦さやか/すぎうらさやか
イラストレーター。1971年生まれ。日大藝術学部美術学科卒業。在学中にイラストレーターの活動をはじめる。女性誌の挿絵、絵本、イラストエッセイの執筆などを手がける。近著に『おたのしみ歳時記』(ワニブックス)、『ニュー東京ホリデイ』『たのしみノートのつくりかた』(祥伝社)など。最新刊は11月26日発売の『きもちを贈る 作って楽しいもらってうれれしいカードとラッピング』(ワニブックス)。
杉浦さんがバトンを渡すのは、画家でデザイナーの浮須恵さん。「大学時代からずっと、大の仲良しの浮須さん。のんびりと優しく、人を大きく包みこむ力のある人。彼女の住むアトリエ兼住居はとても居心地がよく、猫たちとマイペースに過ごす日常が、温かくみずみずしい作品ににじみ出るのかなと思っています」と杉浦さん。浮須さんの暮らしは、10月下旬に公開予定です。どうぞお楽しみに。