【小堀紀代美さんの素敵なお部屋/後編】天板や面材を替えるだけで、 キッチンのイメージが自分好みに

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間取りも変更する大規模なリノベに、水回りや壁紙などの部分的なリフォーム。好みに合わせて、住宅をより心地よく、 楽しく作り替えている人たちのお宅を拝見。リノベ好き、リフォーム上手の住まい方、参考にしてください。


取っ手を革製に替えておしゃれに、家具も臨機応変に使いこなしたい


小堀さんのキッチンリノベーション

自宅で料理教室を開く小堀さんにとって、キッチンは大切な場所。

ここでは、ホワイトだったドイツ製システムキッチンの扉にベージュのカッティングシートを貼って落ち着いた雰囲気に。タイルのグリーンとの相性もいい感じです。天板は木の素材に張り替え、シンクもリニューアル。

最近、 キッチンの取っ手をすべて夫が作ったレザーのものに替えたことで、また新たな表情が加わりました。

小堀さんのキッチンリノベーション
大規模な改修ではないけれど、 面材の色味や天板を替えることで、キッチン全体の雰囲気は変わった。天板は再び手を入れる予定だとか。
小堀さん愛用のデンマークのチェス
前は寝室で使っていたデンマークのチェストを、キッチンに置き、食器の収納に使う。
小堀さん愛用のデンマークのチェス
大切な家具は場所を限定せず、 臨機応変に活用する。
広々と開放感のあるエントラ ンス
広々と開放感のあるエントラ ンス。右の大きなシューズ収 納はカッティングシートで扉 の色を好みのものに替え、取っ手も付け替えた。
リビング前のガーデニング
手が入っていなかったリビング前の庭を見直し。友人に相談しながら、植栽を選び、自ら植えた。新たにガーデニングの楽しみを知ったそう。
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「最近はカッティングシートなどにい いものが多くなっていて、大きなリノベーションでなくても、比較的簡単に部屋の雰囲気を変えることができます」

リノベーションはしたいけれど、どこから、どう変えていけばいいのか、という迷いはなかなか深いですが。

\こんなリノベ住宅に住んできました / 

小堀さんが住んでいた家
■2012年〜2015年 東京都渋谷区■ 15回ほどの引越し&リノベを重ねてきた小堀さん、いまの家の前はこんなインテリアのマンション暮らしでした。
小堀さんが住んでいた家
「色があったほうが落ち着く」という小堀さん、都内のヴィンテージマンションでは、壁紙を赤に張り替え。 パリのアパルトマンに住む若い女性の家をイメージソースにしたかわいい室内。
小堀さんが住んでいた家
■2015年〜2018年■ 同じマンションの隣室。 上の赤い壁紙の部屋は手狭だったところ、隣の部屋が空いて引越し。
小堀さんが住んでいた家
キッチンのシンクのイエローを基調に、 リビングの壁紙の一部も黄色系の花柄に。ここから、 約4年前にいまの住宅へ。
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「どんな家に住みたいか、イメージを 持つことが大事だと思います。以前住んでいたヴィンテージのマンションは、 パリのアパルトマンに暮らす女性をイメージしましたし、大きな公園の近くに住んでいたときは、ニューヨークのセントラルパークの気分でインテリア を考えたりしました」

センスと交渉力で、自分らしく納得いくインテリアを実現する小堀さんのテクニック、真似してみたいアイディアがたくさんつまっています。

『クウネル』2022年5月掲載

写真/柳原久子、取材・文/船山直子

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