『虎に翼』ロスを埋める!朝ドラロケ地巡礼。裁判所もあの噴水もすべて名古屋にありました

学芸大学の生活雑貨の店『MIGO LABO』の店主であり、フォトグラファーとしても活躍する、〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバー石黒美穂子さん。2024年4月~9月に放映された朝の連続テレビ小説『虎に翼』のロケ地を訪ねて、名古屋を旅した様子をレポートしてくれました。

裁判所として撮影された名古屋市市政資料館

2024年4月~9月に放映された朝ドラ『虎に翼』。日本初の女性弁護士のひとりであり、女性初判事・家庭裁判所長の三淵嘉子さんがモデルの良質なドラマで夢中になった人も多いのではないでしょうか?

私もすっかりハマってしまい毎朝、涙したり、大笑いしたり、放映終了後は完全な「トラつばロス」。そんな時に娘と名古屋帰省の旅に出ることに。

 

裁判所として撮影された名古屋市市政資料館の風格ある外観。1984年に国の重要文化財として保存公開され、誰でも無料で見学できます

名古屋にはドラマのロケ場所として使われたスポットがあり、聖地巡礼とばかりにウキウキと名古屋に出掛けました。

トラつばファンを楽しませる仕掛けが!

名古屋市市政資料館は1922年に当時の名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として作られ、1979年に移転するまで中部地方における司法の中心的役割を担ってきた歴史ある建物です。

トラつば女子部の気分に浸って中央階段で撮影。この階段はドラマ「坂の上の雲」や「花より男子」など多くのドラマや映画で使われているこの建物を象徴する場所。平日にも関わらず、多くの来館者がいて、あちらこちらで内装の装飾に魅入っていました。

中央階段上の美しいステンドグラスは女子部の俳優さんたちもきっと見上げたはずと思うと感無量。朝ドラの影響で昨年より来館者が増え、日々賑わっているそうです。

2階の窓から見えるバルコニーでもドラマのシーンが撮影されたんだとか。

赤い煉瓦の外壁にドーム型の緑の銅板などネオ・バロック様式の建物の外観だけでも気分が上がります。中に入るとすぐに大理石の中央階段があり、いろいろなシーンを思い出して、テンションマックスに。

館内にはトラつばロスと思われる来館者も多く、「記念写真にお使い下さい!」とファン向けに用意された顔はめパネルや吹き出しを使って撮影していました。顔はめ好きな私はもちろん、トラちゃん気分で撮影。アンティークの眼鏡が戦前の弁護士にピッタリで娘にも大ウケ。

思わず声に出したくなる「俺にはわかる…」。記念写真を撮っている方々に同志的な気持ちが湧いてきます。

「はて?」の吹き出しと顔ハメパネルのW小物で記念写真を満喫。現地に行けない人にも朗報が〜3D 市政資料館バーチャルツアーで館内を見学出来るので是非!

記念撮影小物はトラツバロスな気持ちを癒してくれます。赤ちゃんに「はて?」の吹き出しをつけて撮影している微笑ましいファミリーの姿も。

名古屋市市政資料館

住:名古屋市東区白壁1-3
電:052-953-0051
時間:9:00~17:00
休館日:月曜日(休日の場合は直後の平日)・第3木曜日(休日の場合は第4木曜日)・12月29日から1月3日

HP

名古屋といえばきしめん

名古屋市市政資料館の近所ではタイムスリップしたかのようなうどん屋さんを見つけたり、創業100年という品揃えの良い酒屋さんに立ち寄ったりとかなり楽しめました。

「きしめん」の暖簾に釘付けになったうどん屋さん。セットかと思うような風情漂う外観。昨今は若者にも人気店で週末には行列ができるんだとか。

吉田屋』には世界のお酒がずらり。店の奥の日本酒・焼酎売り場にはレアな中部地方の日本酒も多く、娘はスタッフにお薦めを聞いてお土産探し。

「あの」噴水が!鶴舞公園

同じくドラマ「虎に翼」のロケ地で気になったのが噴水のシーン。一目見て「鶴舞公園!!」と大きな声を出して家族を驚かしてしまったほどです。

後ろに映っている岡谷鋼機名古屋市公会堂は1930年に出来た建物で国の登録有形文化財に登録されています。

鶴舞公園は1909年に名古屋市が設置した最初の公園で近代フランス式の洋風庭園と廻遊式の日本庭園のある和洋折衷な緑の多い公園です。名古屋の桜の名所で、市民の憩いの場として親しまれています。

噴水塔の欧風庭園にあるアールデコを彷彿させる装飾は子どもの頃から外国っぽい雰囲気で大好きでした。

また園内にある岡谷鋼機名古屋市公会堂は初めて友達と一緒に狩人のコンサートを観た思い出深いホール。2013年に取り壊されてしまった愛知県勤労会館など青春時代の音楽ライフともリンクして、とても感慨深かったです。

同じく公園内にあるクラッシックな奏楽堂も一見の価値ありです。事前に申請すれば撮影で借りることも出来るそうです。

鶴舞公園

住:名古屋市昭和区鶴舞1

古着店が集まる大須観音エリア

今回は古着好きな娘からのリクエストで古着屋が多く集まる大須観音にも足を伸ばしました。

大須観音のあたりは東京の下北沢や秋葉原、浅草などの要素が入り混じったミクスチャーな商店街があり、いつも老若男女で大変、賑わっています。

私が名古屋にいた二十歳前後の頃にライブハウスや古着屋に通っていた馴染みのあるエリアで、古着屋の店頭で真剣に品定めする娘に昔の自分が重なって見えました。

立派な本堂のある大須観音は海外からの観光客も多く、小さな子供が鳩に餌をやる姿も。境内には穏やかな時間が流れていました。

20歳頃、ライブ前に友達と一緒にお参りした時の写真(私は黒Tシャツにブローチ)。時代を感じるファッションは大好きだったブランド「2CV」。

40年後に同じアングルで合掌。

大須観音

住:名古屋市中区大須2丁目21番47号

一日乗車券が便利です

名古屋旅〜トラつば聖地巡礼ツアー&思い出のスポット巡りはいかがでしたか?私は懐かしいスポットでタイムスリップ気分の撮影も満喫しました。

次回は名古屋メシのご紹介です。お楽しみに!

市内のスポットを巡る際はバス地下鉄全線乗り放題の一日乗車券がお得で便利なのでオススメ。

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この記事の
プレミアムメンバー

石黒美穂子

フォトグラファーとして女性誌、WEBなどで活躍。生活雑貨のセレクトショップ「MIGO LABO」(東急東横線・学芸大学駅)のディレクターも務める。
https://www.migolabo.com/
Instagram : @migolabo @ishiguromihoko

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