大人の鎌倉は2か所決め打ちで。古民家をリノベしたレストランと海外映画スターも訪れた鎌倉の隠れ家

落ち着いた佇まいの日本家屋は昭和初期までは芸者置屋だったそうです。『OSAJI』のセレクトアイテムや『enso 』オリジナルのグロッサリーのショップも併設しています。

8人でテーブルを囲める半個室はちょっとした集いにも使えます。小町通りの喧騒を全く感じさせない非日常空間です。

グロッサリーと同じく併設されている「kako -a scent 」は蔵前の kako と同じ調香ワークショップ 。30種類以上のエッセンシャルオイルから自分好みのホームフレグランスを作れます。

暑い日のお出かけは『ステテコドットコム』の綿ちぢみ Tシャツと『MANANI』 のアフリカンプリントのパンツの涼しげなスタイリングで。

発酵じゃがいもソースを合わせた太刀魚グリルは付け合わせの海藻もバランスがよく、しっかりとした食べ応え。ノンアルコールドリンクの種類も多く、飲めない人も愉しめると好評なんだとか。

 

発酵させたとうもろこしとココナッツミルクのソースが掛かった「とうもろこしのかき揚げ」。スパークリングワインとプチプチとはじけるとうもろこしの食感が見事にシンクロ。

カンパチの前菜は塩柚子とカツオ出汁でマリネしてあり、たっぷりの薬味で頂きます。水茄子の炭火焼とのハーモニーが最高でした。

ペアリングのワインがお料理ごとにサービスされ、ゆったりと流れる時間に暑さも忘れます。

週末のみ創作焼きおにぎりと小鉢2品・ドリンク付きのモーニングメニューがあり、人気なんだとか。

パッションフルーツのチーズケーキと檸檬スカッシュムースにピスタチオ、バジルヨーグルトのソルベは少し熱めの「和ハーブティー」でスッキリとした食後感。

enso のスタッフからもオススメスポットとして教えてもらった「旧川喜多邸別邸」。年4回の公開があり、5月と11月の特別公開は展示観覧者のみ、4月と10月の一般公開は無料。公開を心待ちにしているファンも多いそうです。

川喜多長政・かしこ夫妻は日本映画界とヨーロッパ映画界を繋いでいた日本映画界にはなくてはならないパイオニア。観光スポットと言うよりは文化施設として知的好奇心を満たしてくれます。

校外見学の子供たちに人気のヘリオシネグラフなど映像に関する装置。観だすと夢中になる大人も多いそうです。

川喜多長政・かしこ夫妻は日本海外共に華々しい映画人との交友があり、アラン・ドロンやジム・ジャームッシュ、黒澤明監督などとのスナップショットが目を引きます。

館内にある情報資料室には映画関連の書籍や雑誌がずらりと並び圧巻。映画解説者の淀川長治さんの書籍など今では手に入らないものもたくさんありました。

映画はスクリーンで観たいと言う映画好きの心をくすぐる魅力的なラインナップです。『ローマの休日』は日曜洋画劇場の淀川長治さんの解説付き上映だったそうです。

2010年に鎌倉市景観重要建造物に指定された旧川喜多邸別邸。映画『PERFECT DAYS』の公開に合わせた来日時にヴィム・ヴェンダース監督のインタビュー場所として使われたりと今も映画人の心を掴む魅力的な空間。

 

学芸大学の生活雑貨の店『MIGO LABO』の店主であり、フォトグラファーとしても活躍する、〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバー石黒美穂子さん。度々訪れるという鎌 ...[続きを読む]

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プレミアムメンバー

石黒美穂子

フォトグラファーとして女性誌、WEBなどで活躍。生活雑貨のセレクトショップ「MIGO LABO」(東急東横線・学芸大学駅)のディレクターも務める。
https://www.migolabo.com/
Instagram : @migolabo @ishiguromihoko

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