現代の『最後の晩餐』は必見!国内初の井田幸昌展『Panta Rhei|パンタ・レイ − 世界が存在する限り』の魅力とは

研ぎ澄まされた感性で数々の作品を創り上げ、国内外のコレクターたちから注目を集めている画家・現代美術家の井田幸昌さんが、9月30日から12月3日まで、京都市京セラ美術館で個展『Panta Rhei|パンタ・レイ − 世界が存在する限り』を開催。その魅力をお伝えします。

国内初、過去最大規模となる展覧会

本展は、井田さんの故郷である米子市の米子市美術館で8月27日まで開催された鳥取展に次ぐ巡回展。そして、自身初となる国内美術館での個展かつ過去最大規模の展覧会です。

今回の京都市京セラ美術館で行われる京都展では、パリのパレ・ド・トーキョーの共同設立者であり、国際的に活躍するジェローム・サンスさんをキュレーターに迎え、鳥取展とは構成や内容を一部変えて展示。井田さんのこれまでの代表作から最新作まで、約350点が一堂に会します。

代表的な作品から初公開作品まで、7つの展示室で紹介

本展では、国内未発表作を含むこれまでの絵画作品や立体作品に加え、絵日記のように日々を綴った"End of today"シリーズ、家族や著名人をモチーフに描いた代表作"Portrait"シリーズなどを7つの展示室で紹介します。

《Jorgen》2022, Oil on canvas, 194.0×162.0cm ©IDA Studio Inc.

《End of today Sculpture - 5/5/2020 Self Portrait -》2021, Bronze, 40.0×23.0×22.0cm ©IDA Studio Inc.

力強いタッチで表現された人々の顔、井田さんが日々出会う人々や風景を描いた絵画シリーズ、それを立体化したポートレートのブロンズ彫刻作品など、躍動感あふれる作品群が並ぶ展示室は圧巻の空間と化します。

《Cinderella》 2017, Oil on canvas, 130.3×194.0cm ©IDA Studio Inc.

《Monet’s Garden》2022, Oil on canvas, 194.0×162.0cm ©IDA Studio Inc.

また、近代巨匠の個展を思わせる具象絵画、多彩な色彩で大いなる自然を表現した抽象絵画、荒々しく削り出され鮮やかな色彩をまとった木彫り彫刻作品など、個展ならではの展示構成で、独自の世界観を存分に堪能できます。

《End of today - 2/18/2020 Self Portrait -》2020, Oil on canvas, 33.3×24.2 cm ©IDA Studio Inc.

《A Head》2023, Wood and acrylic, 146.0×100.0×80.0cm
©IDA Studio Inc.

さらに本展では初公開となる大作も登場。多くの作家がモチーフにしてきた名画レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』が、井田さんの解釈のもとに再表現された、現代の『最後の晩餐』は必見です。

《Last Supper》2022, Oil on canvas, 293.0×582.0cm ©IDA Studio Inc.

秋の京都で現代アートに触れる豊かなひとときを

会場となる京都市京セラ美術館は、現存する日本の公立美術館の中でもっとも古い建築。創建当時の和洋が融合する意匠に、現代的なデザインが加えられた美しい空間は、訪れる人々を魅了します。

荘厳な存在感を放つ京都市京セラ美術館。

Photo: Koroda Takeru

美しい庭園も見どころ。

Photo: Koroda Takeru

この秋は、色彩豊かな景色が広がる古都・京都へ、話題の現代アートを楽しむ旅に出かけてみませんか?

井田幸昌プロフィール

1990年鳥取県生まれ。2016年東京藝術大学油画専攻卒業、2019年東京藝術大学大学院油画修了。「一期一会」をテーマとし、絵画を中心に彫刻や版画など様々な分野で創作活動を展開。国内を拠点に海外へも活躍の場を広げ、作品は国内外のコレクター、美術館に収蔵。2021年には Diorとのコラボレーションを発表するなど多角的に活動。
Photo by RK / (Instagram @rkrkrk)

井田幸昌展 『Panta Rhei |パンタ・レイ − 世界が存在する限り』

会期:2023月9月30日(土)~12月3日(日)
会場:京都市京セラ美術館 本館 南回廊2階(京都市左京区岡崎円勝寺町124)
開館時間:10:00 −18:00 、入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日(ただし祝日は開館)
入場料:一般1,800円ほか

公式ホームページ:https://ida-2023.jp/
京都京セラ美術館:https://kyotocity-kyocera.museum/

記事TOP画像:©IDA Studio Inc.
サムネイル画像:《Jorgen》2022, Oil on canvas, 194.0×162.0cm ©IDA Studio Inc.
※画像の無断転載はご遠慮ください

取材・文/松永加奈

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