【古都・奈良の魅力を再発見】滞在型ホテルに宿泊して、いにしえの奈良を満喫
久しぶりに奈良を旅してきました。奈良は宿泊するのにちょうど良いホテルが少ない印象でしたが、今回宿泊した『JWマリオット・ホテル奈良』は、ロケーション、インテリア、サービスがバランスよく揃ったおすすめのホテル。まずは、ホテルをご紹介します。
自分らしく、快適な奈良ステイを叶えるホテル
2020年6月にオープンした『JWマリオット・ホテル奈良』は、奈良市役所や奈良県コンベンションセンターが集まるエリアに位置します。平城宮跡歴史公園や、関西圏のグルマンならご存じかも?ディープなグルメタウン新大宮にも近いロケーション。
1階には、世界各国の料理がいただけるオールデイダイニング「シルクロードダイニング」、寿司・鉄板焼き・会席、3つの和のスタイルを選べる日本料理「校倉(あぜくら)」のほか、昼にはアフタヌーンティー、夜にはオリジナルカクテルをいただけるラウンジバー「フライングスタッグ」があり、食のおもてなしもたっぷりと体験することができます。
ほかにも、24時間利用できるフィットネスや屋内プール、スパ、エグゼクティブルーム宿泊者が利用できるラウンジが備わり、快適なホテルステイをバックアップ。
奈良のシンボル吉野山や若草山焼きからインスピレーションを得たという自然界の色、重厚感のある木材とでデザインされた施設内は、全体に落ち着いた雰囲気で、レジデンスに住んでいるかのようなホテルステイを体験。奈良に長く滞在したい、というゲストの想いに応えてくれるホテルです。
JWマリオット・ホテル奈良
住:奈良県奈良市三条大路1丁目1-1
電:0742-36-6000
https://www.marriott.com/ja/hotels/osajw-jw-marriott-hotel-nara/overview/
ホテルに隣接する奈良県コンベンションセンターは、2020年にウッドデザイン優秀賞を受賞したシンボリックな施設。ガラスと木材を使い、校倉造をイメージした建物は一見の価値あり! ホテルの裏手、歩いてすぐです。
奈良公園で地元開催のマーケットを満喫
ホテルで朝食を済ませた後は、奈良公園へ。地元出身者が中心となったプロジェクト「KiTRA(キトラ)」が主催するマーケット『KiTRA MARKET 2023』に行ってきました。
会場は奈良公園の中心部にある広場、浮雲園地。奈良公園といえば……の鹿たちも一緒にウロウロ。鹿と戯れながら、奈良のローカルフードや地元由来のショップを見てまわりました。
9月23日・24日には奈良公園に隣接する春日野園地で開催されるので、ご近所の方、奈良にご旅行予定の方はぜひお立ち寄りください。
「KiTRA MARKET 2023」
江戸様式の町家が連なる「今井町」へ
今回の奈良旅は、街の中心地から足を伸ばして橿原へ。KiTRAプロジェクトを運営する地元の方から話を聞き、さっそく訪ねたのが、歴史ある町並みが残る今井町。
江戸時代には、この土地だけで流通した“今井札(銀札)”が発行されていたほど、商業の中心地として栄えた町だそう。
町並みは江戸時代の伝統様式を保っていて、国指定重要文化財の建造物が点在。貴重な建物の一部は無料で見学でき、ボランティアガイドの方から説明を聞くこともできます。タイムトリップしたかのような感覚で町を歩きました。
日本最古の神社にお参り
今井町を後にして、JR畝傍(うねび)駅まで歩き、2駅先のJR三輪駅で下車。目的は、日本最古の神社「大神(おおみわ)神社」の参拝です。
主祭神は大物主神、ご神体は神社の後ろにそびえる三輪山とされ、古事記や日本書紀に記されるほど古い神社です。
大神神社の周辺は神社仏閣がたくさん。三輪山への登拝コースもあるようですが、何ヶ所かを選んで散策も兼ねてお参りするのもおすすめです。
大神神社からの帰りは、JR万葉まほろば線(桜井線)に乗り、JR奈良駅へ(約30分)。近鉄、JRを乗り継ぎながら、少し遠出した奈良の旅。古の奈良の魅力を再発見できた旅でした。
取材・文/神保亜紀子