初めての料理、土地の人との交流、心動く景色……。旅でしか得られない体験はいくつも。「そろそろどこかへ 」。そんなあなたを刺激する「あの旅 」を写真とともにシェアしてくれました。
原 千香子さん/はらちかこ
編集者・ライター
出版社勤務を経て、現在は本誌編集にも携わる。80年代の香港を皮切りにアジアに通う。インドへはインド映画取材を含め4度渡航。
インド/ムンバイ
知ってから生きる方が面白い!?この大都会の憂いと魔力と
底抜けのパワーと、それを放つ文化の交錯具合にひとたびはまると虜になる街。高層ビルと少しすすけた植民地時代の建物、独特の色彩、混沌とした光景の中を巡りつつ……インドスタイルの服(日本の夏に重宝)や雑貨を見繕ったり、瀟洒なホテルで休んだり、お酒の提供もあるレストランで新旧の地元料理を楽しむ、そんなシティ観光も自在。街をひたすら歩くのでなく、車をチャーターして巡っても、濃い街の醍醐味は味わえるはず。
TRAVEL DATA
おすすめのホテル:マリンドライブ地区などの5つ星ホテルがなにかと便利では。印洋のビュッフェ朝食は贅沢
おすすめの料理、レストラン:Konkan海岸地方料理の「Konkan cafe」。海鮮にとどまらず何でもおいしくアクセスも簡単
おすすめのアクティビティ:ルーツを知るとより興味深い歴史あるイラニカフェ巡りとか映画鑑賞。映画のメッカには古い映画館も残る。シネコンにもインドらしさは詰まって
これから行きたい場所:トルコと旧ユーゴスラヴィア地域の再訪、イラン
『クウネル』2022年11月号掲載
取材・文/阿部里歩、田代 格、友永文博、船山直子、石毛幸子