シチリアワインの老舗『ドンナフガータ』と『ドルチェ&ガッバーナ』がコラボした〈Tancredi 2018〉が日本初上陸。伝統愛や職人の情熱、価値観が結びつけた「メイド・イン・イタリー」を代表する2大ブランドの華やかな1本。試飲会での感想は「おいしい。お洒落。ギフトにいいかも」。太陽の下のテーブルにも似合うフルボディのヴィンテージをご紹介します。
シチリアワインってどんなワイン?
2015年〜2020年までワインの生産量はイタリアが世界1位。言わずと知れたワイン大国です。南北に長い地形によって日本同様、気候の変化があるのが特徴。山岳、丘陵地隊が多いことから標高や傾斜なども違うため、地域ごとに葡萄の栽培も異なり、イタリア全域で多岐に渡る多様なワインが生産されています。
中でもシチリア州は国内でも最大の面積があり生産量もトップレベル。海に囲まれている環境のため魚介系と相性の良い白ワインが全体の6〜7割を占めているのだそう。地中海の恵みを受けたミネラル感のあるものから、丘陵地の豊かなアロマを持つフレッシュなものまで。土着品種が豊富にあるシチリアでは、白ワインだけでなく赤ワインも生産しており、他の地域では味わえない個性的なワインが楽しめます。
『ドンナフガータ』は160年以上の
歴史を引き継ぐファミリー経営のワイナリー。
『ドンナフガータ』は、「世界にシチリアワインを広めたい」と、品質にこだわるワイン造りの歴史を脈々と引き継いできた4代目ジャコモ・ラッロ氏とシチリアワイン農業のパイオニアである妻のガブリエラさんによって1983年に創業。
自社葡萄畑とワイナリーは、エトナ火山のふもとや西部のコンテッサ、パンテレリア島まで全域に点在し、栽培地域の特徴を強調した個性的なワインを世に送り続けています。
そんな『ドンナフガータ』と『ドルチェ&ガッバーナ』のコラボレーションは2020年から展開。エレガントな口当たりのいいワインに、シチリアの色・香り・味わいを伝える芸術的なラベルが見事にマッチング。食卓に華を添える存在感のあるワインとして人気を博しています。
洗練されたデザインの
〈Tancredi 2018〉。
『ドンナフガータ』と『ドルチェ&ガッバーナ』のコラボレーションのひとつが、各国のワイン品評会で数々の受賞歴を持つ『Tancredi』の2018年ヴィンテージ〈Tancredi 2018〉。ワインをリスペクトしたラベルとボックスのデザインは、重厚でエレガント。テーブルが一気に華やいで見えるのもポイント。
品種はカベルネ ソーヴィニヨンとネロ・ダヴォラの掛け合わせ。深みのある美しいルビーレッドで、プラムやブルベリーのフルーティーなブーケに繊細なスパイスのニュアンスが加わって、魅力的な味わいが余韻とともに楽しめます。
試飲会が行われた乃木坂のシシリア料理店『リストランテ・ダ・ニーノ』のオーナシェフからフードペアリングとしてお勧めされたのは、ピスタチオの衣をまとったイベリコ豚のフィレミニョン。最高の1杯に合う最高の1皿は贅沢の極みですが、パスタや魚介にも合うと思える飲みやすさ。
スペシャルな記念日や友人へのギフトとしてマークしたい1本です。
Tancredi 2018
全国の三越伊勢丹ほかワイン専門店にて展開中。*一部対象外の店舗あり。
お問合せ先:クリオ・インターナショナルhttps://clioint.wixsite.com/1991
ライター・牧田ちえみ